奮戦記
【05.01.05】小泉首相が、民主党に「改憲での協力」を呼びかけ?!
小泉首相は、昨日の年頭の記者会見で、民主党に改憲での協力を呼びかけました。たいへん危険な動きです。
自民党の新憲法制定推進本部長でもある小泉首相は、「長年の懸案であり、十分国民的議論を喚起し各党の協力を得ないと成就しない。与党だけでなく野党第一党の民主党の協力も得なければならない」と言いました。
首相は、「今年、来年は(各党の憲法)改正案の考え方の調整が必要だ。その状況をみて国会にどう上程するかが浮かび上がってくる」とのべています。
私たちは、憲法九条を壊すあらゆるくわだてを断固阻止し、世界に誇る平和原則をまもりぬかなければなりません。
昨日の党旗びらきで志位委員長がのべたように、憲法九条には日本国民の二つの決意が込められているのです。
第1は、二度と戦争をする国にはならないという“不戦の誓い”です。
第2は、世界に率先して、戦争放棄と軍備禁止という恒久平和主義をすすめて、世界平和の先駆になろうという決意です。
いま、自民党や民主党などによって競い合うようにすすめられている九条改憲の動きは、世界の誇るべき日本の宝を、根本から投げ捨てるものです。
昨年は、「九条の会」が発足するなど、各地で憲法擁護の草の根のたたかいが前進しました。
今年は、このたたかいをいっそう広げ、改憲派を大きく包囲する年にしなければなりません。