奮戦記
【04.12.09】自衛隊派兵延長の決定に断固抗議し撤退をもとめる
今日午後、小泉内閣は臨時閣議をひらいて、イラクへの自衛隊派遣を1年間延長することを決定しました。この強硬路線に断固抗議しただちに撤退することを求めます。
小泉首相は決定後の記者会見で、「予断を許さない厳しい状況だが、非戦闘地域の状況が続くであろうと判断した」とのべ、「日本外交の基本は日米同盟と国際協調の両立だ」と述べました。
アメリカに従って、はじめに「延長」ありきの姿勢で、1年も派兵を延長することは、絶対に許せません。
党首会談に出席した日本共産党の志位和夫委員長は、基本計画に自衛隊撤退を想定した項目が追加されたことについて、「(自衛隊の活動期間中に)非戦闘地域で戦闘がありうると認めたことによって、非戦闘地域認定の根拠が失われた」と指摘しました。
6000人を超える犠牲者を出したイラク・ファルージャでの無差別殺りくが、イラク情勢を劇的に悪化させています。
また、自衛隊のいるサマワではこの数カ月間で、8回の迫撃砲・ロケット砲が撃ち込まれました。
しかも、オランダ軍に死傷者が出て来年3月に撤退することになっています。
「サマワは非戦闘地域だ」という説明が虚構であることがはっきりしました。
自衛隊は、ただちに引き揚げるべきです。