今日は、衆議院憲法調査会の公聴会で公述人に質問しました。

　公述人は、弁護士・気候ネットワークの浅岡美恵さん、日本医師会会長の植松治雄さん、埼玉大学名誉教授の暉峻淑子さんの３人です。最初に、それぞれの立場からの意見陳述がありました。

　浅岡さんは、憲法に環境権が書かれていないという主張があるが、環境権は憲法１３条や２５条をよりどころにした立法によって保障できると述べました。

　植松さんは、人命が軽く扱われていることへの懸念を述べられ、医療現場での人権の尊重について指摘し、国民皆保険制度は今後も堅持すべきだと主張しました。

　暉峻淑子さんは、旧ユーゴでの体験も踏まえて、軍事力によって国際紛争を解決することがいかに間違っているか、話されました。

　その後、各党の代表からの質疑がおこなわれ、私も質問しました。

　暉峻さんには、イラク戦争は、大義のない不法な戦争だったのに、アメリカは反省もなくファルージャへの無差別攻撃をおこなっている。イラク人を殺戮して自由や民主主義がもたらされるのかと、ききました。

　植松さんには「三位一体改革に関する抗議文」で、「憲法２５条にもとづいて国民の健康・生命を守るという国の責任を放棄するもの重大な問題である」と指摘している点について、ききました。

　浅岡さんには、憲法というのは、ほんらい人権を保障し国家権力の行使を制限する授権規範だというのが近代立憲主義の基本だと思うがどうか、とききました。
　これらの質問に対して、それぞれの公述人から丁寧な説明があり、私の意見に基本的に同感するというお話もありました。

政令指定都市財政問題懇談会に出席しました

　日本共産党の政令指定都市議員団と自治体行政の代表が、予算要求について日本共産党国会議員団と懇談する「政令指定都市財政問題懇談会」に出席しました。