今日の「しんぶん赤旗」によりますと、日高教（日本高等学校教職員組合、全教加盟）が「２００４年度高校生憲法意識調査のまとめ」を発表しました（２７道府県４政令市、１０６校の生徒９０００人から回答）。

　それによると、憲法九条を「変えないほうがよい」４３・９％に対して、「変えるほうがよい」は１１・９％、「わからない」は４３・３％でした。

　迷いはあるものの、憲法９条を変えるべきではないというのが４４％にのぼっていることは、たいへん心強い限りですね。

　また、「日本の平和は何によって守られていると思いますか」の問い（二つまで選択）にたいして、「戦争放棄の憲法が守られているから」が６７・２％でトップで、「日米安全保障条約（軍事同盟）があるから」が５１・０％でした。

　そして、イラクへの自衛隊派兵には「反対」が４４・６％、「賛成」は２４・３％、「わからない」は３０・２％でした。――なかなか興味深い結果ですね。

　いま、全国で「憲法９条の会」がつくられ、さまざまな活動をしています。
　憲法の危機が進行しているもとで、その活動がさらに大きく発展することを願っています。