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奮戦記

【04.11.02】視覚障害者に対応できる銀行ATMが少し増えました

 今日、私の事務所に、金融庁監督局銀行第一課、第二課のそれぞれの課長補佐がこられて、銀行の視覚障害者対応ATMの設置数について説明していきました。

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 私は4月20日、全国銀行協会(全銀協)会長が出席する参考人質疑で、銀行のATM(現金自動預け払い機)を音声案内やテンキー受話器つきに変えるなど、視覚障害者にも利用しやすくするための改善を求めました。

 銀行の店舗数は5年で1522店も減少した上、ATMしかない店舗が増えるなど、視覚障害者にとって、利用しづらい現状があります。

 そのため私は、郵便局では多数に設置されている音声操作案内や点字が浮かび上がる機能などが、銀行のATMにほとんど設置されていないことを指摘し、導入するよう要請しました。

 また、障害者が銀行窓口で代筆を依頼した際、行員が親身に対応し複数で確認することや、点字での預金内容証明書を無料で発行することも求めました。

 全銀協の三木繁光会長(現在は副会長)は「その方向で取り組みを強化していきたい」「協会としても検討会をつくり、各行を後押ししたい」と答えました。

 さらに5月26日に、財務金融委員会で竹中大臣に質問しました。

 竹中大臣は「当然望まれる方向であり、銀行にはしっかりとりくんでもらいたい。政府もそのとりくみを押していく」と答弁していました。

 今日の金融庁の説明では、「金融機関との意見交換の場において,ATMの新設・更新に際し、視覚障害者を含めた障害者が利用しやすいATMの設置について要望があること等を念頭に置くように要請している」と述べました。

 さらに「視覚障害者等のお客様に関する取り組み状況について、主要行に対して報告をもとめた」と説明しました。

 そのため若干ではありますが、視覚障害者対応ATMの設置数が5月から10月までのあいだに、都銀(5行)で1530カ所、地銀で790カ所、第2地銀では310カ所、あわせて2630カ所増えました。
 これからも、きちんと監視していきたいと思います。



よく見ておこう

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