アドレス(URL)を変更していますのでブックマークされている方は変更してください。
<< ホームへ戻る

奮戦記

【04.10.30】イラク人質事件、「香田さんご無事で」と切に願うばかり

 こんなに、情報が錯綜し振り回されるなんて!
 イラクで武装組織に拉致・拘束された香田証生さんの遺体が発見されたとか、別人であったとか、……。
 ともかく、発見された遺体が本人でなくてよかったと思います。

 しかし、その後の安否は依然として不明です。ご家族のお気持ちを思うと、ほんとうに胸がつぶれそうです。

 「どうぞ無事に帰してください」。「心の優しい子で、イラクで何か自分ができることがあると考えたと思う」。「無事に帰って来られたら、平和のために働く男になるので帰して下さい」と、涙をこらえながら、切々とすがるように訴えたご家族の姿が目に焼き付いています。

 高島肇久外務報道官も記者会見で「香田さんはまだ生きている。救出に向けて全力を傾ける」と強調しています。

 新聞に出ていた作家の小田実さんの談話は、たいへん印象深いものでした。

 ――「イラクで何が起きているのか自分の目で確認したいという普通の青年の行動を誰が非難できるのか。私自身、北爆さなかの北ベトナムに入ったとき、最初は目的などなかった。ただ現地を見てやろうという好奇心がそうさせた。人々は、平和を国是とする日本人という目で見てくれ、助けてくれた。今はアメリカの手下だと思われている。そうしたのは日本政府なのに、「身勝手」「無責任」などと責める風潮はおかしい。――

 いまはただ「香田さんご無事で」と、切に願うばかりです。

 事件の背景には、アメリカの不法な戦争を支持し、自衛隊をイラクに派兵した日本政府の姿勢があります。自衛隊のイラクからの撤退をはじめ、イラク政策の根本的な転換をあらためて求めたいと思います。



……?

image/041030-220336-aDSC_0206.jpg

Share (facebook)

このページの先頭にもどる