奮戦記
【04.10.29】「包括根保証」廃止に向け「指針」を書き換えよ!
今日は、財務金融委員会で質問しました。
私がとりあげたのは、企業が倒産した際に、保証人に無期限・無制限の返済責任を負わせるとして問題になっている「包括根保証」が企業再建の障害になっているのではないか、という問題です。
80年代半ばから、中小企業の廃業が起業を上まわる傾向が強まり、毎年7万から9万社の企業が減っています。
その要因のひとつの要因として「包括根保証」の問題があるのではないでしょうか。
この点については、伊藤達也大臣もその事実を認めました。
私は、包括根保証によって身ぐるみはがされた中小業者は、再起どころか多重債務に陥り、なかには自殺に追い込まれる例もあると指摘しました。
政府も、ようやく重い腰を上げて包括根保証を廃止する法案を国会に提出しました。
根保証にも限度額を設定、保証期間は合意があっても5年以内になっていることは、大きな前進です。
私は、「包括根保証」の廃止にともなって、金融庁の「監督指針」を書き改めるよう求めました。
伊藤達也金融担当大臣は、「法が成立したら、指針の改訂をきちんとおこないたい」と答え、見直しを約束ました。