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奮戦記

【04.09.16】早期に国会を召集し十分な期間をとって充実した質疑を

 日本共産党の志位委員長、民主党の岡田代表、社民党の福島党首の野党3党首は、今日の昼、国会内で党首会談を開きました。委員会の視察中の穀田国対委員長に代わって私も同席しました。

 「政治とカネ」をめぐる疑惑、とりわけ自民党旧橋本派の献金隠し事件、年金、イラク問題、さらに沖縄での米軍ヘリ墜落事故、台風・集中豪雨、BSE検査基準見直しなど、問題は山積しています。<事前の3野党国対委員長会談(右端が私)>

 早急に論議する必要があります。

 そのため、政府に対して早期の臨時国会召集を求めることを確認し、憲法53条の規定にもとづく召集要求書を、河野洋平衆院議長に提出しました。

 憲法53条は、衆参両院どちらかの議員の4分の1以上の要求があれば、内閣は臨時国会の召集を決定しなければならないと規定しています。

◆22日に与野党国対委員長会談開催で合意

 その後、民主党の鉢呂国対委員長は、3党の意向として与野党国対委員長会談を行うよう自民党の中川国対委員長に要請しました。その結果、22日(水)の午後に開催する方向で調整することで一致しました。

日歯連ヤミ献金――25議員に2億数千万円も渡っているのに「立件は断念」だって?!

 自民党旧橋本派の献金隠し事件以外に、日歯連側が2001〜2002年のあいだに、国会議員(元議員含む)25人前後に総額2億数千万円を提供していたことが、東京地検特捜部の調べであきらかになりました。

 ところが特捜部は、旧橋本派の政治団体「平成研究会」の会計責任者・滝川容疑者を18日の拘置期限までに政治資金規正法違反で起訴する予定だといいます。

 しかし、橋本元首相については不起訴とし、他の議員側も立件を見送る方針だというのです。

 日歯連から提供を受けながら、収支報告書に記載していなかった疑いのある献金額は、一議員当たり、計約3千数百万〜100万円だったといいます。
 日歯連側の収支報告書からも除外され、完全なヤミ献金となっていたケースもあるそうです。

 そのなかには、3千数百万円を受け取りながら、現在まで記載していない自民党三役経験者もいるというのです。

 しかし特捜部は、「金額が少なく、悪質性も低い」ことを理由に、刑事責任の追及は見送る方針だそうです。

 また「迂回献金」についても、議員への個別献金とは断定できないなどとして、立件を断念したといいます。

 なんということでしょう。
 こんなことでは、迂回献金も裏金もやりたい放題になってしまいます。
 バレたら、政治資金収支報告書を訂正すればいい、バレなければもらい得!――こんな政治が野放しになってしまいます。

 いよいよ、国会での政治的・道義的追及が必要になってきました。



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