奮戦記
【04.08.30】橋本氏には“証人喚問”がふさわしい―1億円裏金事件
日本歯科医師連盟をめぐる裏金(献金隠し)事件で、自民党旧橋本派の会計責任者が昨日逮捕されました。
このことに関連して、日本共産党の市田忠義書記局長は、今日の記者会見で、日歯連が自民、公明、民主3党に、2000年から3年間で27億円もの大金を献金していると指摘しました。
そのうえで、1億円裏金疑惑について「目的、使途などにメスを入れることが大事であり、単に会計責任者の逮捕だけでは済まされない」と述べ、橋本氏の証人喚問はもちろん、青木幹雄参院自民党議員会長らも含め追及していく考えを強調しました。
ところが、夏休み中の小泉首相はだんまりを決め込んでいます。
また、細田博之官房長官も、今日の記者会見で「まだ捜査中で、コメントする立場にない」と繰り返したそうです。
政府・自民党には、自分の党の疑惑について、事実を解明する姿勢のひとかけらも見あたりません。
驚いたことに、日歯連から政治家の資金管理団体や派閥が献金を受けながら政治資金収支報告書に記載しなかったケースが約20件にのぼることが、東京地検特捜部の調べで分かったそうです。
こうなると、たまたま「忘れていた」ということでは済まない“構造的な疑惑”となってきます。
――いよいよ国会の場で徹底的な真相究明をしなければなりません。