奮戦記
【04.08.07】民主代表の「改憲」発言と、広島「平和宣言」に思う
最近「そこまで言うのか!」と思ったのは、民主党の岡田克也代表の発言です。
「憲法を改正して国連決議の下で海外での武力行使を可能にすべきだ」――この岡田代表のアメリカでの改憲発言は、あまりにも衝撃的でした。
さっそく、これに呼応するかのように、自民党からは改憲のための自民・民主の「大連立」(中川秀直国対委員長)を求める声があがりました。
小泉首相は、自民党の山崎拓前副総裁、二階俊博元運輸相、公明党の冬柴鉄三幹事長と会談したさい、この発言について「ほぼ意見が同じだ。岡田さんが言うのは分かりやすい」とのべたそうです。
そして「改憲はこれからホットな政治課題になる」との認識で参加者が一致したといいます。
このまま突き進んだらどうなるのでしょうか、二大政党制の恐ろしさを感じますね。
世界に誇るべき日本国憲法を擁護し、核兵器のない世界をめざすべきです
昨日は、広島被爆59周年にあたります。
広島市主催の「平和記念式典」で、秋葉忠利広島市長は「平和宣言」で、来年の8月9日までを「核兵器のない世界を創るための記憶と行動の一年」にしようとのべました。
また、被爆直後、広島には「75年間は草木も生えぬ」といわれたことにちなんで、「被爆後75年目に当る2020年までに、この地球から全ての核兵器をなくすという『花』を咲かせる」と訴えました。
さらに秋葉市長は、日本政府にたいして「世界に誇るべき平和憲法を擁護し、国内外で顕著になりつつある戦争並びに核兵器容認の風潮をただすべきです」と憲法擁護を求めました。
いま、私たち日本の国民に求められているのは、このような姿勢ではないでしょうか。