奮戦記
【04.06.22】参議院選挙に向けて国対と議員団会議が開かれました
今日は、参議院選挙にむけた国会対策委員会と議員団会議がひらかれ、たたかう決意を固めあいました。
選挙の論戦で重要な焦点のひとつとなる自衛隊の多国籍軍への参加問題について、報告を受け議論しました。
政府は、自衛隊のイラク多国籍軍への参加について米英両国と交わしたとされている「口頭了解」の内容を、文書で示しました。
しかし、参議院のイラク有事特別委員会理事会では、これが日本語のもので英文の正文ではないことに批判が噴出しました。
その結果、委員会としては、この日本語の「文書」の受け取りを「保留」し、再度、正文の提出を要求することになりました。
この「口頭了解」では、政府が、自衛隊について多国籍軍の指揮下に入らないとする唯一の根拠としているものです。
提出された文書は日本語で、「了解」を交わしたとされる米国務省・英外務省の高官、在米・在英の日本大使館の公使の名前は明らかにされていません。
日本共産党が成分の提出をもとめたのにたいし、民主党や社民党も同調し、与党からも「(当局が)勝手に文書をつくってやっているのではないのか」「納得できない」との指摘がありました。
政府・外務省が提出した文書は、たんに日本政府の考え方を示したものでしかなく、小泉首相が出すと約束した文書ではありません。
外務省が「了解」について米英との協議が英語で行われたことを認めたにもかかわらず、「国内で報告するのは日本語」だと言い続けたのです。
政府の説明がいかにデタラメであるか、いよいよ明らかになりました。