奮戦記
【04.04.21】小泉首相が、日歯連・臼田会長と会食した目的は?
今日は、財務金融委員会で午前と午後の2回、質問しました。
午後おこなわれた金融強化法案の締めくくり総括質疑で、私は、小泉総理に質問しました。
私は、小泉総理に「贈収賄容疑で逮捕された日歯連の臼田貞夫会長と会ったことはあるか?」ときいたところ、「いろいろな会合で会ったことがあるように思う」と答えました。
また「2002年5月24日には、石原伸晃大臣や安倍晋三官房副長官とともに、臼田会長に会っている。2003年11月1日には、臼田会長と会食している。記憶はあるか」と聞きましたが、「よく覚えていない」という答弁でした。
いったいこの会合で、何が話し合われたのか。
私は「診療報酬の問題か、選挙資金の問題か」と聞きましたが、「覚えていない」という答弁なので、どうにもなりません。
そう言えば、知っているが「忘れてしまいました」と答弁した大臣もいましたね。
あの“シオジー”と言われていた大臣です。
いずれにしても、日歯連会長が面会や接待などで、自民党議員への政治工作を重ねてきた事実があると、資料を示しました。
日歯の会報「日歯広報」の2001年8月〜2003年11月までの記録を見ると、臼田会長と自民党議員などとの面会・会合は、じつに100回を超えています。
日歯側は、贈賄工作の趣旨のひとつとされる「かかりつけ歯科医初診料」についての要望や自民党、公明党の部会などに出席するほか頻繁に個別政治家との会合を重ねていました。
とくに、歯科診療報酬の改定をめぐり、自民党医療基本問題調査会に設置された「少子高齢社会歯科診療報酬等に関する小委員会」委員長の丹羽雄哉衆議院議員や大島慶久参議院議員(事務局長)などとの懇談や打ち合わせが目立ちます。
日歯連(日歯の政治団体)の政治資金収支報告書によると、01,02年の2年間で98回の「飲食代」を支出し、総額は1740万円にのぼります。
自民党小委員会のメンバーには、政治献金が集中しています。
そのうちのひとりである木村義雄衆議院議員が、当時の厚生省幹部に「かかりつけ歯科医初診料」の適用条件緩和を迫る発言をしていることも指摘しました。
「政治団体が、ある目的で献金や接待をおこない、それにもとづいて議員が動けば政治家に直接かかわる疑惑になる」とのべ、小泉総理に「日歯側から自民党への働きかけなどの実態を党の総裁として調査すべきだ」と要求しました。
小泉総理は、「捜査中なので厳正な捜査を見守りたい。政治資金は法にのっとり厳正に対処すべきだ」と答弁しました。
自衛隊の撤退を!許すな有事法案、年金改悪を廃案に!4・21集会の国会請願デモを激励しました
夜8時に、自衛隊の撤退を!許すな有事法案、年金改悪を廃案に!4・21集会(日比谷野音)の国会請願デモを激励しました。