奮戦記
【04.03.31】鳥インフルエンザの被害補償を責任もっておこなえ!
今日は、めずらしく農水委員会で質問しました。
テーマは鳥インフルエンザ問題。小規模な養鶏業者や、制限区域外の業者などへの十分な補償をもとめました。
鳥インフルエンザの発生はきわめて重大な事態で、防疫のため国民的な協力を得なければなりません。
そのためには、養鶏業者などへの損害補償が必要です。とくに、小規模養鶏業者や移動制限区域外の業者に十分な補償が必要です。
しかし、そうなっていないのです。
鳥インフルエンザが発生して移動制限を受けた30キロ圏内の採卵養鶏業者にたいする補償基準について、農水省消費・安全局長は「主要な市場の卸売価格にもとづく」と応えました。
ということは、一律の基準値で補償するということです。
私は、それでは、生産シェア58%を占める10万羽以上飼育の養鶏業者は補償されるが、手間をかけた良質で高価格の卵を生産している業者は、補償されません。
損害の半分程度しか補償されない業者もあります。
私は、実態にあわせたきめの細かい対応が必要ではないか、と迫りました。
これにたいして、亀井善之農水大臣は、「適正な対応をする」という答弁にとどまりました。
これでは「一律のデータで割り切るのでは、救われない業者がでてくる」とのべて、政策の転換を求めました。
また、融資のみとなっている移動制限区域外の養鶏業者や中小企業にたいして「被害補償などの支援も検討すべきではないか」とのべ、十分な補償体制をつくるよう求めました。