奮戦記
【04.03.04】予算委で日歯・日歯連のゆ着、坂口大臣の献金を追及
今日は、衆議院予算委員会で質問しました。
テーマは、日本歯科医師会(日歯)とその政治団体である日本歯科医師連盟(日歯連)の一体化問題と、日歯を所管する坂口力厚労大臣の献金問題です。
日歯と日歯連の関係については、厚労省が2001年8月に各都道府県に通達を出し、現状の報告と是正指導を要請しました。
坂口厚労大臣は「明確に区別してもらう」と国会で繰り返し答弁しています。
しかし、この調査依頼に回答したのは13府県、指導・改善したのはそのうちのわずか4県に留まっています。
私は、福岡市の連盟機関誌や愛知県の歯科医師会の機関誌を紹介しました。
そこには「各支部については峻別は問われない状況」(福岡市)、「入脱会が自由になったわけではない」(愛知県)など、日歯と日歯連の組織的な区別がなされていない実態を示し、「これは峻別がまともに行われていない証拠だ。きちんと指導すべきだ」と迫りました。
これにたいして、坂口厚労大臣は「全体として把握していない。峻別されていなければ徹底したい」と答えました。
日歯連から坂口大臣への献金問題を追及
坂口大臣は、以前「政治連盟からの献金は大臣就任中は受けない」とか「歯科医師からの政治献金は今までいただいたことはない」「パーティー券購入は20万円を上限」とするなどと答弁していました。
しかし、日歯連から100万円の献金(パーティー券)を受けていました。
これにたいして坂口大臣は、「2回に分けておこなった。1回分20万円であわせて40万円を受け取り、それ以上の60万円は返却した」と述べています。
ところが、60万円の返却分は日歯連の「政治資金収支報告書」には記載されていないのです。
日歯連が事実と違う記載をしたのか、それとも坂口大臣の側から返却がなかったのか、どちらかです。
さらに重大のは、三重の県歯連から30万円(02年)、34万円(01年)、三重県医連から64万円(02年)のパーティー収入があったのです。
パーティー券については、20万円までしか受け取らないといいながら、まったく守っていないではありませんか。
私の追及に、坂口大臣はあわてて「地元が出すものと中央の歯科医師会とは違う」などと、トンチンカンな答弁に終始しました。
日歯連本部と各都道府県連盟が「違う」というなら、いくらでも抜け道ができてしまいます。
坂口大臣が、これまで「政治連盟からの献金は大臣就任中は受けない」とか「パーティー券購入は20万円を上限」などと言ってきたことが、まったく事実に反することが明らかになりました。
あすは、小泉総理に質問します
明日は、予算委員会で小泉総理をはじめ全閣僚が出席して、締めくくり総括質疑がおこなわれます。私の質問時間は、13:30〜13:50です。