奮戦記
【04.01.31】イラク派兵承認案の強行採決は、国会機能の破壊!
昨日の「奮戦記」で書いたとおり、イラクへの自衛隊派兵の国会承認案について、夜中の12時30分(本日未明)に開いた衆議院本会議で、与党のみで採決を強行しました。ほんとうに許せません。
私たちは、それと同じ時間に代議士会を開いて、与党の横暴を糾弾しました。
志位委員長は、次のように述べました。
――6時前の特別委員会で一方的に審議を打ち切り、強行「採決」するという暴挙をおこなった。
野党は、差し戻しを要求したが、耳を貸さない。
イラク派兵問題という、日本の命運を分ける重大案件で、みずから国会の承認をもとめておきながら、まともな答弁をせず、虚偽答弁や事実の隠蔽を重ねた。そのあげくの一方的な強行は、国会の機能をみずから破壊するもので、強く抗議する。
わずかな審議を通じても、派兵の根拠はことごとくくずれた。
戦争の「大義」がなかったこともケイ発言で明白になった。憲法を蹂躙し、占領支配の一翼を担うということが、法律上でも実体面でも明らかになった。
派兵の前提としたイラクの状況についての政府の説明は、虚偽と隠蔽に塗られたものだった。
サマワ市評議会も、赤嶺質問で暴露した内部資料で明らかになったように、先遣隊の報告なるものは「派兵先にありき」のシナリオに沿ったものだった。
大義なき派兵、それは衆議院の与党のこの無法ぶりにもあらわれた。ひきつづき、国会内外のたたかいで派兵を中止させるために力をつくそうではないか。
志位委員長が新宿で「国会の権利否定する暴挙」と訴え
日本共産党の志位和夫委員長は、今日の午後、東京都新宿区で街頭演説しました。
イラクへの自衛隊派遣承認案が、衆院本会議で野党欠席のまま採決されたことについて「(政府は)イラクの状況で偽りの答弁を続けた揚げ句、それを撤回する醜態もさらし、真実を全部隠したまま採決を強行した。国会のまともな審議の権利を否定する暴挙だ」と厳しく批判しました。
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