奮戦記
【04.02.01】“ウソつきは派兵のはじまり”というのはホントです!
先日は、福田官房長官が「ウソつきはドロボーのはじまりと言うからね。フッフッフ…」なんて、人をバカにしたような発言をしていましたが、小泉内閣はいったいど〜なんですか?
こんどの自衛隊派兵については、総理も外相も防衛庁長官も、国会答弁で、ウソにウソを重ね、ムリヤリ派兵を強行しているではありませんか! まったく困ったものです。
第1のウソ。――「イラクが大量破壊兵器を保有している」と断定し、それを口実にアメリカの無法なイラク戦争を「支持する」と述べていたことです。
しかし、アメリカの捜査チーム責任者・中央情報局(CIA)特別顧問を務めたケイ氏が、肝心カナメの「大量破壊兵器は存在しない」と言明したのです。
この点では、国連監視検証査察委員会のブリクス前委員長も、イラクに大量破壊兵器がないことを言明しています。
小泉総理の断定が、まったくのウソであったことが証明されたのです。
第2のウソ。――政府は、陸自の派兵先であるサマワは「安全だ」と言い、その重要な根拠として、総理も防衛庁長官も「サマワ市の評議会が存在し機能している」とのべてきたことです。
答弁が虚偽だったことがばれて、小泉総理は本会議や予算委で、防衛庁長官は予算委で「答弁を撤回する」ところまで追い込まれました。
しかも、1月20日に会ったのは、「評議会議長」と言っていたのに、あとで「議長代理」と言ったり「代表」といったり、クルクル答弁が変わる始末です。
これは、「答弁撤回」ですまされる問題ではありません。「派兵命令の撤回」をすべき性格のものです。
第3のウソ。――自衛隊派兵が、占領軍当局の指揮下に入らないという小泉総理の答弁も、実態と違います。
米中央軍司令官のもとにある連合国暫定当局(CPA)自身が、自衛隊は「占領に参加する」と認めています。
自衛隊は占領当局の指揮下で「安全確保作戦」に参加するのです。
「占領」が憲法の禁止する交戦権の行使に他なりません。明らかに憲法違反ではありませんか。
第4のウソ。――赤嶺質問で明らかになった“はじめに派兵ありき”の内部文書について、政府は「いろいろなやりとりはあるが、それらは破棄しているので調べようがない」などと言い逃れました。
しかし、「はじめに派兵ありき」で自衛隊派兵を推し進めようとする小泉内閣のウソが明らかになり、隠蔽体質もはっきりしました。
小泉内閣のイラク派兵の論拠はことごとく崩壊しています。
だからこそ、これ以上国会で議論するとボロボロになるので、強行採決で強引に派兵承認案件をごり押ししたのでしょう。
しかし、このようなやり方は、絶対に容認できません。「戦争の党」=自民・公明を徹底的に追及しなければなりません。
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