奮戦記
【04.01.29】赤嶺議員が防衛庁の文書を暴露、イラク特が紛糾!
今日も終日、イラク特が紛糾しました。
ひとつは、日本共産党の赤嶺政賢議員が、防衛庁の内部文書を暴露したことです。
これは、「(案)最新のイラク情勢と陸自派遣の調整状況等について」という文書です。防衛庁運用局運用課の名前の入ったFAXの日付は、1月20日となっています。
このなかには、「自衛隊の派遣に対する地元の反応」という項目があって、そのなかに「サマワ市評議会議長」と書かれていて「サマーワ市は、自衛隊の到来を全面的に歓迎しており、今や遅しと待っている。市民の多くが自衛隊員の身の安全を確保することに協力する意向である」と書かれているのです。
この評議会は、昨日からの紛糾のもとになっているもので、1月24日に解散している組織です。
それよりも重大なことは、先遣隊が調査に行っている前に、すでに現地の情勢に関する「報告書」が作成されていたことになります。
しかもその内容は、都合の悪いことは外部に出さないとまで書いているのです。
まさに、「先に派遣ありき」ということを証明するようなものです。ほんとうに、驚いてしまいます。
「議長」なのか「議長代理」なのか、誰にあったのか!?
もうひとつの紛糾のタネは、先遣隊が会った相手は誰かという問題です。
これまでの防衛庁長官の答弁では、サマワ市評議会の「議長」と繰り返してきました。
ところが、公明党議員への答弁で「議長代理だった」と答弁したのです。
これが紛糾のもとになりました。
いったい、会った相手は誰だったのか?
こんないい加減なことでは質疑できないではないかということになり、質疑がストップしました。
その後、断続的に与野党が協議していますが、夜の11時すぎに協議が決裂しました。
小泉総理が本会議で答弁を撤回しました
今日、午後12時半から開かれた衆議院本会議で、小泉総理は27日の本会議でおこなった答弁を撤回しました。
その内容は、昨日の予算委員会で撤回したものと同じです。
これは、滅多にないことです。
これまでの事例では、中曽根内閣のときに2回、答弁の補足説明をしたことはありますが、一度おこなった答弁を撤回したのははじめてです。
明日は、財務金融委員会で質問します
明日は、朝9時半から財務金融委員会で質問します。
テーマは、イラクへの経済支援の問題点を追及することです。
私は、11:30〜12:00までの30分間です。
<予算委員会の理事会>
また、予算委の理事懇談会がひらかれ、明日の日程を協議しました。すべては、イラク特の動きを見てからということになりました。