奮戦記
【04.01.18】自民・公明は、死傷者が出ても突き進むというのか!
午前のテレビ番組で、公明党の冬柴幹事長は、イラクに派遣した自衛隊に死傷者が出た場合の対応について、「法律に従って自衛隊を非戦闘地域に派遣するのであり、テロは戦闘行為とは一致しない。死傷者が出たからすぐ撤退するのでなく、イラク特措法が定める要件にはまっているかどうかだ」と述べました。
要するに、テロや事故による死傷者が出ても、直ちに撤収する必要はないとの考えを示したものです。
自民党の安倍晋三幹事長も「戦闘行為が行われているということになれば、撤収になる。死傷者が出たから直ちに撤収ということではない」とのべました。
しかし、いったいテロによる攻撃と、組織的・継続的な戦闘行為を、どのように区別し判断するというのでしょうか。
これでは、「戦闘行為とは判断できない」とか「戦闘地域ではない」と言い張れば、どんなに死傷者が出てもあくまでも撤収はしないということになってしまいます。
いったい、どこまで突き進むというのでしょうか。空恐ろしくなります。
イラクへの自衛隊派兵問題は、明日からの国会の熱い焦点になることは、確実です。
日本国際ボランティアセンターの佐藤真紀さんからメールと写真がとどきました
日本国際ボランティアセンターの佐藤真紀さんからのメールと写真をご紹介します。
――JVCの佐藤です。お元気ですか。寒い日が続きます。新年の挨拶もろくにできないまま日にちばかりが立ちますね。ごめんなさい。
このたび、JVCでは初めてイラクの子ども絵画展を表参道のクロヨンハウスという本屋さんでやります。
小さなスペースですので20点くらい飾ろうと思っていますが、レストランもありますので是非お越しください。
添付した写真は白血病で死んでしまったラナちゃんが描いた絵。
昨年の1月27日に描いてくれた絵ですが、なぜか紛失してしまいました。ところが、ラナちゃんの絵。大掃除をしたらJVCの事務所から見つかりました!
「もう戦争はしないで!劣化ウラン弾で地球を汚さないで!」この絵は訴えているようです。
JVCは予算がなくてどこまで支援が続くかわかりません。自衛隊は派遣費だけで370億円くらいつくそうですね。うらやましい限り。
白血病の子どもだと3000人は治すことが出来るでしょう。うーん。本当にうらやましい。クレヨンハウスの会場では、私自身深く関わってきた「子どもたちのイラク」岩波ブックレットと「お兄ちゃん死んじゃった〜イラク戦争と子どもたち」谷川俊太郎詩の本や白血病の子どもが描いてくれた絵で作ったポストカードも販売します。
JVCのホームページ
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