奮戦記
【04.01.09】言葉だけは「慎重に」、派兵は「強引に」の公明党
公明党は、自衛隊のイラク派兵について「慎重の上にも慎重を」などと、あたかも派兵に“歯止め”をかけるかのようなことを言ってきましたが、昨日の拡大中央幹事会で、陸上自衛隊の先遣隊派兵を了承しました。
本日、これを受けて、石破防衛庁長官は「陸上自衛隊の派遣命令」を出しました。
こうなると公明党の「慎重に」というのは言葉だけ。戦地への自衛隊派兵の“地ならし”役を果たす公明党の役割は、誰の目にもはっきりしました。
アメリカのイラク戦争についても、公明党はこれを批判する反戦運動は「利敵行為」だと敵視し、イラク攻撃を支持した小泉首相の態度を追認したことは、記憶に新しいところです。
自衛隊をイラクに派兵する特措法案についても自民党に先立って了承し、武器・弾薬の陸上輸送まで容認しました。
11月には、イラク派兵の「基本計画」で公明党は自民党と合意しました。小泉総理は「公明党さんの協力があってはじめて基本計画の閣議決定にこぎつけた」と言っていたほどです。
12月には、神崎氏がイラク・サマワを突然視察し、わずか3時間半の滞在で「現地は比較的平穏だ」と「安全宣言」まで出しました。
ところが、理髪店の話が事実と違うことも、現地にいたジャーナリストの指摘で明らかになりました。
そして、ついに昨日の拡大中央幹事会で陸上自衛隊の先遣隊派兵を了承したのです。
このように見てきますと、公明党が、自衛隊派兵の「歯止め」どころか、常に先導役になってきたことは明らかではないでしょうか
公明党は、今回は「あくまで先遣隊についての判断だ。本隊にかんしては先遣隊の調査報告を党首会談で聞いてから改めて判断する」などと言っています。
しかし、先遣隊派遣も自衛隊派兵なのです。それは、本隊派兵の地ならしであり自衛隊本格派兵に直結するものです。
もう「慎重の上にも慎重に」とか「本隊については別だ」などというポーズは、いいかげんにやめてもらいたいものです。
公明党は、イラク戦争にもイラク派兵にも、ただの一度も反対したことはないのですから!
国会論戦について検討会が開かれました
午後には、国会論戦について検討会が開かれました。安保外交問題、経済問題にわけて、政策委員会のメンバーも参加して、質問テーマや内容について議論しました。
全税関の旗びらきに出席しました
夜には、全税関の「旗びらき」に出席し、ご挨拶をさせていただきました。
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