奮戦記
【03.10.14】“業”が出てこないのは、どういうことか?
最近、さかんに「官から民へ」という言葉がはやっているようです。小泉さんも菅さんも、「官僚が悪い」「民でできるものは民で」とさかんに言います。
このところ、道路公団の藤井総裁のクビを切ることが、官僚支配打破の象徴とも言われています。
道路公団総裁を更迭できず、いままで放置してきたことは、たしかに問題です。すぐにでも決着をつけなければならないものです。
しかし、ちょっと待って下さいよ? 問われている根本問題は、“政官業の癒着”の打破だったのではありませんか。
単に、悪い官僚を攻撃するだけではすまないのです。
高級官僚の集団が、悪い役割をはたしてきたのは、財界の注文にそって、財界の利益にかなう仕事を官僚が段取りをつけて自民党政府の指揮の下で動いてきたからではありませんか。
税金の無駄づかいの大型公共事業についても、官僚が勝手にやったのではなく、財界と自民党の要求で実行されてきたのです。
ですから、政官業の“業”を問題にしなければなりません。この点が、すっぽりと抜けてはいませんか?
おおもとの、財界と政治の癒着した関係、例えば政治献金で政治を動かすという――財界が主役の政治という問題にメスを入れなければなりません。
このいちばん大事な問題を棚に上げて、官僚と政治の関係に焦点を当てるだけでは、肝心の根本問題そらすことになりませんか?
雨の名古屋で街頭宣伝をおこないました
今日は、雨がしとしと降るなか、名古屋市内で街頭宣伝をおこないました。「がんばって〜」と声をかけてくれたり、手を振ってくれる方々に励まされました。
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