奮戦記
【03.10.13】あらためて問われる――“野党らしさ”って何だろう?
今度の選挙では、“野党らしさとは何か”があらためて問われています。
民主党の「マニフェスト」によれば、小泉内閣の憲法改悪に対して反対の態度をうち出すこともせず、消費税の増税をみずから提案するなど、「え〜っ、そんなことでいいの?」という状況です。
「野党らしさ」などと言うと、「万年野党でいいのか」などの声も返ってきますが、万年野党でいいなどと言っているのではありません。ようするに、「自民党の悪政ときちんと対決する姿勢」を示すべきだといっているのです。
野党のときに「野党らしくない」のでは、いったい与党とどこが違うのか、どこを変えようというのか、わからなくなってしまいます。
あっ、そういえば、今年の7月16日、民主党の菅代表と岡田幹事長が、経団連会館を訪ねて日本経団連の奥田会長と懇談をしたときのことを思い出しました。
奥田会長が、「民主党は自民党と大きな差がない」といったのにたいして、菅代表は「(言ったことを)できるかどうかが自民党との大きな違いだ。民主党にかけていただきたい」と述べたというのです。
政策には違いはないが、実行の意志は十分にある。だから応援してほしい、というのですから驚きましたね。
これでは、自民党と政策の基本は違わないから「財界にとっても安心です」ということを、わざわざ言いにいっただけではありませんか。
こうなると、私たちの立場とはかなり違ってきます。――誰のための改革か、悪政のどこにメスを入れる改革かという、いちばん根本のところが違うのです。
「財界主役、アメリカ言いなり」という自民党政治のおおもとからただす立場で「日本改革」をきちんと打ち出しているのが私たちだ、という確信をますます深めているところです。
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静岡県浜松市の演説会でお話をしました
今夜は、静岡県浜松市で開かれた日本共産党大演説会で、お話をしました。
話をしたのは、比例代表予定候補(静岡8区と重複)の平賀高成さん、小選挙区静岡3区候補の早崎末浩さん、静岡7区候補の森島みちおさんなどです。
会場いっぱいの約1000名が、大いに盛り上がりました。
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