奮戦記
【03.10.06】総裁の解任で“ムダな高速道路”は止められるのか!
道路公団の藤井総裁が「辞表」を出さないから「解任」する、などと大騒ぎになっています。
解任は当然としても、肝心カナメの問題は、これまで延々と“ムダな道路”をつくり続けてきたことをどう反省し見直すのか、積もりつもった膨大な借金をどうするのか、ということではないでしょうか。
総裁のクビで、「民営化」の障害がなくなったとの見方もあります。しかし、「民営化先にありき」で、いったい何が解決するというのでしょう。
「民営化」で、ムダな高速道路がつくられなくなり、40兆円にのぼる巨額債務が確実に返済できるという保障はどこにあるのでしょうか。天下り・癒着構造に、メスが入るのでしょうか。
じっさい、小泉内閣はムダ遣いと批判されている9342キロの道路整備計画はいっさい見直さず、すべて完成させる方針なのです。
石原国交大臣も、就任の会見で建設計画について「一度決まっていることだ」とのべ、すべて建設する姿勢を示しました。
いま必要なのは、天下りや癒着構造にメスを入れ、道路整備計画を根本的に見直してムダな高速道路の建設を中止し、巨額債務の計画的な返済を着実におこなうことです。どうしても必要な道路はきちんとした住民合意のもとで、公団とは別枠ですすめる。――このような方向に踏み出すことではないでしょうか。
「民営化」先にありきの政府方針では、このような肝心な問題にたいして明確な回答が見えてきません。
.
◆昨日のったホーバークラフトは海も陸も走る!
昨日、演説会が終わって、大分市から飛行場まで乗ったホーバークラフトは、たいへん珍しい乗り物でした。圧縮空気で浮上し、2つのプロペラで前進するのです。
.