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奮戦記

【03.06.25】イラクへの自衛隊派兵に反対します

 今日、イラクに自衛隊を派兵する法案を審議する衆議院の特別委員会は、小泉純一郎首相らの出席を求めて開かれています。
 昨日の本会議では、木島日出夫議員が質問に立ちました。

 そもそもこの法案は、米英両軍による無法なイラク戦争とそれに続く軍事占領に対し、自衛隊を派兵してこれに参加・加担させようとするものです。

 イラク国内では、依然として米占領軍とイラク国民との武力衝突が繰り返され、50人以上の米軍兵士が死亡したと伝えられています。
 このような地域に、軍事占領支援のために自衛隊を派兵することは、初めてのことですが、これは、武力による威嚇、武力の行使、交戦権を否認した憲法九条に違反し、到底許されません。

 この法案の第二条には、占領米軍を支援する自衛隊が行う対応措置は、「武力による威嚇又は武力の行使にあたるものであってはならない」「現に戦闘行為が行われておらず、かつ、そこで実施される活動の期間を通じて戦闘行為が行われることがないと認められる地域において実施する」と規定しています。

 しかし、イラク国内の現状の下で、戦闘行為が行われる地域と行われない地域の区別など、出来ません。
 占領米軍支援活動をする自衛隊が、イラク住民から見れば、占領米軍と同一視されるであろう事は容易に想定されることですから、非戦闘地域が、いつ、戦闘地域に変わるか誰も予測できません。

 不意の襲撃に対して、自衛隊が反撃すれば、それは、憲法の禁ずる武力の行使そのものとなります。正当防衛としての武器の使用と武力の行使とを使い分けるという、これまで政府が取って来た姑息な解釈は、イラクにあっては、とうてい通用するものではありません。

 イラク住民からも、イスラム社会からも何らの要請もないにもかかわらず、自衛隊の派兵を占領米軍支援のために強行するようなことになれば、わが国とイスラム諸国との友好関係に、重大な亀裂が入ります。

 今、わが国がなすべきことは、国連を中心とした人道・復興支援を本格的に進めることであり、軍事占領に自衛隊を派兵してこれに参加・加担することではありません。

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筆坂秀世常任幹部会委員・参議院議員の中央委員罷免と議員辞職

 昨日から、筆坂秀世参議院議員の議員辞職問題が、大きな衝撃を与えています。私も、ほんとうに驚きました。
 セクハラはどんな人間でも許されない行為であり、中央委員の罷免と国会議員の辞職はやむをえないことと思います。

 日本共産党中央委員会書記局は、昨日、以下の文書を発表しました。


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筆坂秀世常任幹部会委員・参議院議員の中央委員罷免と議員辞職について
      2003年6月24日    日本共産党中央委員会書記局
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(1)5月27日、ある女性から、日本共産党本部に、「筆坂秀世さん(党常任幹部会委員・参議院議員)から酒席でセクハラ行為をうけ、精神的な苦痛をこうむった」との訴えがありました。
 6月5日の党の調査にたいし、筆坂同志は、この女性の訴えが事実であることを認め、自己批判するとともに、被害を与えた女性に深く謝罪したいとのべました。党の役職を辞任し、また、議員を辞職したいと表明しました。

(2)セクシャル・ハラスメント(セクハラ)は、女性の尊厳と人格をいちじるしく侵害する行為として、社会的にその根絶がもとめられています。
 日本共産党第22回大会で改正した党規約は、「党員の権利と義務」の冒頭に、「市民道徳と社会的道義をまもり、社会にたいする責任をはたす」という問題をあらたに掲げました。それは、日本の社会の現状からみても、わが党がこの面でも積極的役割をはたすことが重要だからです。
 筆坂同志の行為は、社会的にも、わが党の規約にてらしても、許されないことです。とりわけ、常任幹部会委員、政策委員会責任者、参議院議員をつとめ、党を代表する立場にあるものの誤りとして、その責任は重大です。
 常任幹部会は9日と16日の2回の会議で慎重に検討し、党規約にもとづく処分として、筆坂同志を中央委員から罷免することを確認し、中央委員の罷免は、中央委員会の承認を必要とする事項であることから、21日開催の第7回中央委員会総会に提案することを決定しました。幹部会の議を経て、第7回中央委員会総会は23日、筆坂同志の罷免を承認しました。

(3)筆坂同志は、この処分をうけ入れ、深い反省にたって、一党員として再出発したいとのべました。また、参議院議員を辞職する手続をとりました。ことがらの性格からみて、議員辞職は当然のことです。

(4)わが党が公認候補とし、当選させていただいた国会議員が、任期の半ばでこういう形で辞職せざるをえなくなったことは、有権者、党員、支持者のみなさんの期待に背くものであり、党として申し訳ないことだと考えています。


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やっぱ 平和でしょ!

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