奮戦記
【03.03.19】予算委でイラクの集中質疑をおこなえ!
アメリカの戦争計画を支持すると表明した小泉首相の姿勢に批判が広がっています。
小泉総理は、昨日、1時からひらかれる衆議院本会議を遅らせてまで、特別の記者会見をおこない、アメリカのイラク攻撃を支持する発言をしました。<予算委4野党理事・委員の記者会見>
しかし国会にたいしては、説明責任を果たしていません。
今日ひらかれた予算委の理事会で、野党側が「本会議での首相報告後、ただちに予算委をひらいて総理出席のもとイラク問題の集中質疑をおこなうべきだ」と主張しました。
与党側は即答を避け、引き続き協議することとなりました。
小泉首相は、志位委員長の追及で答弁不能に(クェスチョンタイム)
午後3時からおこなわれた小泉首相と野党党首との討論会で、日本共産党の志位委員長は、アメリカの戦争計画には何の正当性もないことを指摘し、首相が「フセイン政権に武装解除の意志がないことが断定された」とのべたが、どこにその根拠があるのか、とただしました。<党首討論後の志位委員長の記者会見>
これには、首相はまったく答えられず、ながながと別のことをのべて時間を費やしたため、議場が騒然となりました。
私も、直接傍聴しましたが、小泉首相が長い答弁をするほど、根拠のなさ自信のなさが浮き彫りになるかたちでした。
大島疑惑関連の参考人質疑が本人の申し出で延期になりました
今日の衆院予算委の理事懇談会では、参考人として招致した青森県八戸市のビル所有者・今淵和夫氏が、3月中の委員会出席を一時了承しながら、「社用」などの理由で翻意した問題が議論されました。
衆院予算委としては、来週にも出てくるように引き続きもとめることになりました。
もしも、本人がどうしても応じない場合は、重大な事態(証人喚問)につながることも、あわせて通告することが確認されました。
さらに野党側は、600万円を受け取った大島農水相の元秘書を呼ぶことを重ねて申し入れました。
与野党国対委員長の合意では、「3月中旬」に「複数」の参考人質疑をおこなうということになっています。与党側が誠実に対応しないなら、全局に影響することになるでしょう。
ビル・オーナーが「600万円は選挙運動資金」と書面で報告
大島農水相に600万円を献金した今淵氏は、衆院予算委に提出した経過説明のなかでその目的について明らかにしています。
献金した600万円は、総選挙直前の2000年6月12日に「選挙運動資金としてお使い下さい」と言って、大島農水相の当時の秘書だった藤田氏に渡したとしています。
これで、ますます政治資金規正法違反の疑いが濃厚になりました。
しかも、この600万円は、2002年3月はじめに宮内秘書から返金されたとしています。――ますます、参考人質疑の必要性が高まりました。
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