奮戦記
【03.02.17】質疑が不十分なのにもう出口を決めるのか
今日も予算委員会がひらかれています。審議は、まだまだ序の口です。
ところが与党は、理事会で「今日中に24日、25日の公聴会の日程を決めたい」と言い出しました。公聴会というのは予算採決の前提づくり(いつ採決してもよいということ)です。
これを決めるということは、予算の審議を終えて採決の出口を決めることと同じなのです。
そのため野党4党は、これまで要求しつづけてきた医療・社会保障、経済、イラク問題の集中質疑、参考人の要求にたいして、まったく回答もないまま公聴会の日程を決めることには反対だと主張しました。
このことをめぐって、予算委の理事会で今日一日与野党間で断続的に協議が行われました。
その結果、集中質疑を24日におこなうこと、これに加えてもう一日集中審議をおこなうこと、全体として昨年の予算質疑時間を下回らないこと、などが確認されました。
そのうえで、25日と26日の2日間、公聴会をおこなうことが決められました。
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児玉議員が医療費3割負担を撤回せよとせまりました
今日は、日本共産党から児玉健次議員が質問に立ちました。
児玉議員は、薬価や医療機器の価格にメスを入れるとともに、政府が92年に約束していた医療保険に対する財政負担をおこなえば、国民への負担を求めずにすむはずだ、と追及しました。
これにたいして、坂口大臣はまともにこたえず、「皆さんに負担をお願いしたい」と繰り返すだけでした。
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