奮戦記
【03.02.15】カル〜イ内閣の“軽率発言”連発について
このところ、国民のなかで小泉内閣の“実在感”がますます希薄になっているようです。内閣支持率も急速に落ち込んでいます。
そのきっかけになったのが、「国債30兆円」などの公約について小泉総理が「もっと大きなことを考えないといけない。この程度の約束を守れなかったのは大したことではない」と言ったことです。
それにしても、クチの軽い大臣が多すぎますね。
竹中平蔵金融・経済財政担当大臣は、ETF(株価指数連動型上場投資信託)について記者会見で「自分も買う。絶対もうかる」と発言しました。
この商品は、「絶対もうかる」ものではありません。元本も保障されていません。正確には「もうかることもあるが、損することもある」商品なのです。
この点を昨日の予算委員会で追及されて、竹中大臣は「適切ではなかった」「反省している」「ホームページからも削除する」と述べました。
ところが、この竹中発言について福田官房長官は、「冗談だったのではないか」などと弁明。「冗談とは何だ!」と反発を招き、またまた混乱をあおる始末です。
と思っていたら、塩川財務大臣が午後の本会議で「たばこ税増税は禁煙奨励のため」などと発言して、みんな驚きました。
それまで、財務省は一度たりともたばこ税の増税が「禁煙奨励のため」などと言ったことはなかったからです。
昨夜の財務金融委員会で、この点を追及された財務大臣は「すわない人が増えれば結構なことだ。これまでの値上げでも、たばこの税収はそんなに落ちていない。吸う人は吸う」と開き直りました。
これにたいして、谷口副大臣が「助け船」を出して、打ち消そうとしました。しかし、それは政府部内の不統一をさらけ出すだけです。
そこで、日本共産党の吉井英勝議員は、「副大臣は、大臣の発言を否定できるのか」とただしました。谷口副大臣は「否定するつもりはない」とのべました。
ということで、小泉さんの「ワンフレーズ・ポリティクス」(一言政治)のもと、カル〜イ無責任答弁が、切れ目なくどんどんつづいています。
嘆かわしいですね〜!! ホント!
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