奮戦記
【03.02.06】衆院予算委員会で総括質疑が始まりました
今日から、衆議院予算委員会で小泉総理大臣をはじめ全大臣が出席し、総括質疑が始まりました。
明日は、日本共産党の志位和夫委員長が、午後2時55分〜4時15分の間、質問に立ちます。
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自民党議員が日本共産党を誹謗・中傷――野党が厳しく抗議
今日午前中におこなわれた質疑のなかで自民党の西野議員が、日本共産党に対する不当な誹謗・中傷をおこなったため、野党はこぞって抗議しました。
西野議員は、医療事故を起こした多くの病院のなかから、意図的に民主医療機関連合会(民医連)傘下の4病院を名指ししてとりあげながら、あたかも日本共産党に関係があるかのような不当な攻撃をおこないました。
この問題の取り扱いは理事会でも協議されました。
民主党、自由党など野党各党からも、「公党を傷つける無礼な言動があった。これは、国会法の規定に反するものであり、発言を撤回すべきだ」などの発言がありました。
私は「医療ミスの原因を究明し、再発防止を考えるのは当然だ。しかし西野議員の発言は、医療ミスの問題を何ら根拠もなく特定政党への誹謗中傷と結びつけたもので許せない。政府に対する質問でなく、テレビで全国に放映されているなかでの特定政党への誹謗であり卑劣だ。反論権が保障されていないなかでの誹謗であり、絶対に認められない」とのべました。
結論として、「議事録を精査したうえで対処する」ことになりました。
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市田書記局長が記者会見をおこないました
予算委員会終了後、日本共産党の市田書記局長が記者会見し、西野発言は「医療事故・事件の党略的利用の典型だ」と厳しく批判しました。
市田さんは、次のように述べました。
4つの病院はいづれも自浄能力を発揮して、事故・事件を真摯に反省し再発防止に努力している病院ばかりである。
調査結果を得て、再発防止の措置をとり社会的にも評価されている病院もある。このように、みずから原因を明らかにし再発防止につとめている医療機関を支援することこそ政治の責任である。
こともあろうに国会の場で、そうした医療機関を名指して攻撃するなどは、真剣に医療事故を無くすという立場とは無縁の党利党略そのものである。
西野議員が「民医連系の医療機関は、あらゆる選挙で日本共産党を支持し」選挙になると「集票マシン化している」などと述べたことは、事実無根のデマ宣伝である。
まして、何の論拠も証明もなしに、4つの病院の医療事故の原因が日本共産党の選挙活動にあったかのようにいうのは、言語道断というほかない。
選挙活動についていえば、病院の職員が自主的に日本共産党後援会の活動をおこなうことはあっても、日本共産党が民医連だけでなくさまざまな団体や組織に、わが党への推薦・支持をもとめたことは、いっさいない。
西野議員の質問は、公党と病院にたいする誹謗中傷といわざるを得ず、国会の品位をけがすものとしてわが党は強く抗議するものである。
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