奮戦記
【03.01.19】所沢市でひらかれた小林多喜二展を見ました
昨日から明日まで、所沢市の市役所ギャラリーでひらかれている「小林多喜二展」を見てきました。
小林多喜二生誕100年、没後70年を記念して開かれたものです。
今年は、多喜二が特高警察に虐殺された2月20日を中心に、全国各地で映画上映、演劇上演、記念講演、記念展等が開かれます
多喜二は、私の学んだ小樽商科大学の先輩です。
プロレタリア文学運動の先頭にたった作家として数多くの名作を残しただけでなく、日本共産党の活動家として、1933年2月、治安維持法によって捕らえられ、過酷な拷問を受けて29歳の若い生涯を閉じました。
多喜二は、思想信条の自由がまったく認められなかった戦前の厳しい弾圧体制のもとで、侵略戦争に反対し国民の自由と権利を求めてたたかいました。
日本がふたたび戦争をする国にされようとしている今日、多喜二の生きた生涯と時代から学ぶことは、たいへん大きな意義があると思います。
当時は、このような馬そり(下の写真)に乗って遊説をしました。
私は、そのときの遊説の話を荒々しい吹雪の情景とともにえがいた「東倶知安行」という小説が大好きです。
「東倶知安行」は、1931年3月、改造社から発刊されました。この献辞とサインは、多喜二が妹のために書いたものです。
小樽高商に行くときに上った坂。当時から「地獄坂」という名前がついていました。
多喜二の高商時代の成績表が展示されていました。
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