奮戦記
【02.10.21】今日から代表質問が始まりました
小泉総理に対する各党の代表質問が始まりました。今日、質問に立ったのは、民主党、自民党、公明党の代表でした。
日本共産党は、明日の午後、志位委員長が質問にたちます。
■デフレを加速する姿勢をしめした小泉総理の答弁
驚いたのは、小泉総理の答弁です。
相変わらず「改革なくして成長なし」と、壊れたレコード(最近はこの言い方も死語になりつつある)のように繰り返すだけ。
それだけでなく、「2〜3年は痛みに耐えて」とか「こうすれば景気がよくなるという即効薬はない」などと開き直るばかりです。
そのうえ「あまり、悲観主義に陥らないで……」などという。政府のやることが、悲観的な結果を招いていることに、まったく反省がないのです。
■あきれた!反共のためには手段を選ばない公明党
またしても公明党が、代表質問で日本共産党に難癖をつける質問をしました。
公明党の太田昭宏幹事長代行は、日本共産党が北朝鮮を「地上の楽園と賛美した」とか、「拉致事件解明を国交正常化交渉の前提とすべきでないと主張した」などと、まったくデタラメな攻撃をしてきたのです。
昨日のNHK討論会で、日本共産党の市田書記局長が明らかにしたように、だいたい公明党こそ北朝鮮を天まで持ち上げてきたのではないでしょうか。
1972年、公明党の訪朝団が北朝鮮に行ったとき「共同声明」(同年6月6日)を出し、「敬愛する金日成首相にお目にかかり、金日成首相のチュチェ思想を指針として、千里馬(チョンリマ)の勢いで駆け社会主義建設で大きな進歩をとげたことに対し祝賀」すると持ち上げているのです。
――「公明新聞」に、このことがはっきりと書かれています。自分の党の新聞を、きちんと読んだらどうでしょうか。
金日成個人崇拝の押しつけや、ラングーン事件・大韓航空機事件について、北朝鮮を厳しく批判した日本共産党は、北朝鮮と長いあいだ断絶状態におちいってきました。
公明党は、他の党を非難する前に、金日成の個人崇拝に迎合する「共同声明」を出したことを、深刻に反省すべきでしょう。
「拉致事件解明を国交正常化交渉の前提とすべきでないと主張した」というのもデタラメです。日本共産党は、国交正常化交渉のなかで、拉致問題について徹底的に糾明すべきだと主張したのです。
公明党というのはまったくひどい党ですね。
きちんとした事実さえ踏まえず、デタラメな論拠で他党を批判する。日本共産党を批判するためには手段をえらばない。――こんな政党には、厳しい審判を下すべきです。
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