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奮戦記

【02.10.20】「不良債権は不良経営者だ」という無神経!

 今日、夕方5時半からのTBS「報道特集」見ましたか? 後半が、小泉内閣の経済政策についての特集でした。

 このなかで、私へのインタビューが出ていました。まことにありがたいことです。
 ただし、3回ほど画面に出たのですが、ほんの数秒程度流されただけ。実際には30分ほどのインタビューを受けたのですが、放映時間はなんと短いことでしょう。

 それはいいのですが、びっくりしたのは木村剛氏のインタビュー内容です。
 木村氏は、金融コンサルティング会社の社長で、竹中さんが金融担当大臣に就任した早々、不良債権処理のプロジェクトチームのメンバーに入れた不良債権処理の強硬論者です。

 その木村氏の発言が、この番組で放映されていました。彼はこう言ったのです。
 ――「不良債権の裏側に不良債務者がいる。不良債務者のところに不良経営者がいるわけで、その不良経営者の問題をかたづけなければならない」と言ったのです。
 ほんとうに、ひどい言い方ではありませんか。

 この不況のなかで、必死に努力しているのが多くのまじめな中小企業の経営者です。いまは一時的に業況が思わしくない。だからといって不良債権扱いをされることも不当なのですが、「不良経営者」とは何という言い方でしょうか!

 こんなことを言う人こそ「不良評論家」というべきではありませんか。これをちやほやして持ち上げるなんて、竹中さんも小泉さんも困ったものですね。国民こそいい迷惑です。

 小泉さんは、所信表明演説で東大阪市や東京大田区の中小企業にふれ「厳しい環境のなかで、我が国の中小企業は果敢な挑戦を続けています」といいました。
 しかし、9000件あった大田区の工場数が6000件に減ったことを、小泉総理はご存じでしょうか。残った中小企業の7〜8割が赤字経営だということをご存じでしょうか。それは、小泉さんのデフレ加速政策のあおりを受けたからでもあるのです。

 木村さんの言い方だと、小泉さんが紹介した中小企業のなかに「不良経営者」がたくさんいることになるのです。こんな国民をバカにした政治は、もういいかげんに改めたいものです。

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ボクだって!!

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