奮戦記
【02.10.04】不況を“加速”する不良債権最終処理の“加速”
■市場が小泉内閣に対する不信任を突きつけた
昨日、大手金融グループの株価が軒並み急落し、日経平均株価は約19年ぶりに9000円を割り込みました。
これは、不良債権最終処理の加速で、いっそう不況が深刻になるのではないかという不安を反映したものです。
<写真は東京証券取引所>
強引な不良債権処理は、過剰債務を抱えた企業をつぶし「一段とデフレが進む恐れがある」との警戒感が、株価の急落となってあらわれたのでしょう。
政府の経済政策は、いったい何のために出されるのでしょう。まったく、逆効果というしかないではありませんか。
この背景に、竹中平蔵金融・経財担当相が不良債権処理の特別チームのメンバーに、大胆な処理を主張する金融コンサルティング会社社長の木村剛氏を起用したことがあるようです。
「政府はハードランディング方式にかじを切った」(大手証券)とみなされ、いわゆる「ろうばい売り」を誘ったのでしょう。
<上の写真は7月24日におこなわれた衆院財金委メンバーと東京証券取引所の幹部の方々との懇談>
銀行株も売られました。「自己査定の厳格化」「貸し倒れ引き当ての強化」などで、銀行に追加負担が増えれば、「経営体力が一段と消耗しかねない」と言われています。外国人投資家による銀行株などの売りも大きなインパクトを与えたのです。
小泉改造内閣にたいする「市場の不信任」が、ここに明確に示されていると言って良いでしょう。根本的な政策の転換がもとめられています。
◆「憲昭が出ているメディア」がスタートしました
トップ・ページを見てください。今日から「憲昭が出ているメディア」がスタートしました。あまり知られていない記事なども、けっこうあると思います。
これをみると、あの「ムネオ問題」でドタバタしていたとき、ずいぶんあちこちに顔を出していたということがわかります。
それだけに、抜けているものもあるかもしれませんね。――もしも、ここに記載されていない『憲昭が出ているメディア』をご存じの方がありましたら、お知らせいただけませんか。よろしくお願いしま〜す。
◆東海ブロックの「政策ライブラリー」も始まりました
日本共産党東海ブロック事務所から、以下のように「東海ブロックニュースと政策ライブラリー」の新情報が送られてきました。
●今回は、東海ブロックニュースの最新号(10月3日号)を掲載しています。
テキスト版はこちらです
http://www.jcp-net.jp/tokai-blc/library/file/021003.txt
●政策ライブラリーをお使いいただいているでしょうか?
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