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奮戦記

【02.09.03】鈴木議員の偽証告発に与党が重い腰を上げた

 ようやく、予算委員会として鈴木宗男議員の偽証告発をおこなう方向に動きはじめました。
 そのための衆院予算委員会の理事会が、あす9月4日11時から開かれ、協議がまとまれば、5日にも同委員会を開いて鈴木被告の議院証言法違反での刑事告発を決議し、早ければ週内にも検事総長に告発するという見通しです。
写真は「共同通信写真ニュース」

 国会議員が偽証で告発されるのは、1995年の山口敏夫・元労相以来2人目となります。報道によると、法務省幹部が2日までに、津島委員長に対し、「鈴木議員の証言に虚偽のあることが明確になった。予算委の告発を受けて捜査を進めたい」と伝えたといいます。

 これまで、野党が何度も具体的な事実を示して偽証告発を提起してきたのに、与党はまったく聞く耳を持ちませんでした。私たちは、ほんとうに歯ぎしりをする思いをしてきたのです。

 法務省に促されたとはいえ、そしてまた遅きに失したとはいえ、予算委員会として偽証告発に踏み切ることはよいことです。

 ただし、伝えたれるところによると、東京地検特捜部が偽証の疑いがあると見ているのは、次の3点だというのです。
<1>有力後援企業「島田建設」(北海道網走市)からの資金提供
<2>同社が支払った私設秘書への給与
<3>モザンビークへの緊急援助隊の派遣延期

 しかし偽証の疑いがあるのは、この3点だけではありません。
 たとえば、野党側がすでに提起しているものをあげると、次のようなものがあります。
質問する私。テレビ画面より

<1>「ムネオハウス」の入札要件に該当する会社が、渡辺建設工業だという「認識は持っておりませんでした」とのべたこと。――これは、鈴木議員が、すでに逮捕・起訴されている渡辺建設工業や犬飼工務店の関係者から、工事入札に関して外務省に要請してほしい旨、陳情され、これを受けて外務省への働きかけをおこなっていた(7月18日の検察の冒頭陳述)。このことからも、偽証にあたる。

<2>第一秘書との係わりについて、「この件に関して、私が宮野秘書に指示したということはございません」と全面的に否定したこと。――これは、渡辺建設工業や犬飼工務店の関係者が総理官邸に鈴木議員を訪ね、工事受注のお礼を述べたさい「聞いている。良かったな」(同上)などと応じている。このことからも、偽証にあたる。
写真は「共同通信写真ニュース」より

<3>ディーゼル発電所の入札にかんして「この入札金額等も私は存じておりませんし、一切この価格等にはかかわり合いもありませんし、また、これは相談を受けたこともございません」――これも偽証にあたる。

 いずれにしても、予算委員会としてこれらの点も含めてきちんと検証したうえ告発すべきです。

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          むにゃ〜
  zzz……

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