奮戦記
【02.09.02】やった!長野県知事選で田中康夫氏が圧勝
【2002.09.02】やった!長野県知事選で田中康夫氏が圧勝
「夜明け前に戻すな」と訴え続けた前知事の田中康夫さんが、県民の圧倒的な支持を受けて知事に再選されたことは、ほんとに嬉しいですね。やった!という感じです。
<写真は「Yahoo写真ニュース」より>
しかも、上田市の県議補選で日本共産党の高村京子さんが、大差で当選したというのですから、二重の喜びです。
ということで、この「奮戦記」も“興奮気味”の「早めのアップ」となりました。
「脱ダム」こそ県民の意志
そもそも、こんどの知事選は、「脱ダム」の公約を誠実に実行しようとする田中前知事を、県議会のダム固執勢力が世論に逆らって不信任にするという前代未聞の暴挙によってスタートしたのです。<写真は「Yahoo写真ニュース」より>
最大の争点は、浅川ダムや下諏訪ダムの中止にしめされた「脱ダム」の流れを前進させるのか、それとも逆流させるのかということにありました。
それは、巨大開発中心の県政から、福祉・教育、暮らし優先の県政に切りかえる新しい流れの是非を問うものでもありました。
田中さんは、有効投票総数の6割を超える82万票余りを獲得し、圧勝しました。県議会による「知事不信任」を県民は否定し、田中県政の継続を選んだのです。
大型事業を減らしても地元発注は増える
私がとくに注目したのは、浅川ダムや下諏訪ダムなどの無駄な公共事業を減らし、全体として公共事業予算を削減しながら、生活道路の改善など身近な公共事業を優先していることです。
<昨年4月、公共事業チェックの会で浅川ダムと下諏訪ダムを調査。私も参加しました>
たとえば、田中県政のもとで山村地域の道路整備予算はじつに2.2倍に増えているのです。また、森林整備予算は1.5倍に増えています。
このような姿勢は、民主県政の徳島でもおなじです。
徳島県の建設業協会の池田孝司会長は、「朝日新聞」(徳島版)のインタビューに、こう答えています。
……(県内業者優先)「それは大いに出てきた。従来なら県外大手業者中心の共同企業体(JV)に発注していた規模の工事でも、太田知事になってからは、県内業者同士のJVの入札参加が認められるようになった。……この点は大いに評価したいし、希望が持てる」。
建設業協会の会長が、実感を込めてこのように言っているのですから、間違いありません。
このようにみてくると、長野県の場合、田中不信任に走った県議会の最大会派「県政会」は、さしずめ大手ゼネコンの代弁者と言われても仕方がないでしょう。
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. ヒャ〜!驚いた!
