奮戦記
【02.07.30】小泉内閣にたいする不信任決議案に賛成
今日は午後1時に、野党4党で小泉内閣に対する不信任決議案を提出しました。
これを受けて、3時から本会議が開かれました。提案理由説明があったあと、与党を代表して自民党が反対討論をおこない、野党各党が賛成討論をおこないました。
日本共産党を代表して、議員団総会長の松本善明議員が賛成討論をおこないました。
松本議員は、まず医療改悪法案を与党単独で「強行採決」したことを厳しく糾弾しました。
そのうえで、不信任案決議案に賛成する4つの理由をのべました。
第1の理由は、政治の最大の問題になっている鈴木宗男議員の疑惑など政治とカネの問題について、小泉内閣とその与党にまったく自浄能力がないことです。
第2は、自主性・主体性をまったく欠いた無定見・無責任な外交路線の破たんです。
アメリカの「先制核攻撃も辞さない」という立場からのイラクに対する大規模な武力攻撃計画についても、「選択肢のひとつとして理解する」と発言したことは、その一例です。
<不信任案に賛成票を投ずる私>
第3は、憲法の平和原則に違反する有事法制を推進する危険なタカ派内閣だからです。
この法案は、日本が攻められたときの備えなどではなく、最大のねらいがアメリカの戦争に日本の自衛隊が「武力の行使」をもって参戦できる仕組みをつくり、そのために国民の人権や自由を踏みつけにして強制動員する戦時体制をつくるところにあります。
第4は、経済運営の舵取り不能に陥っているからです。小泉内閣は「痛みに耐えれば明日の経済はよくなる」と叫び続けましたが、痛みは公約通り国民に押しつけられた反面、明日の展望はなにひとつ見えてこないのです。経済は、ますます悪化するだけです。
内閣不信任案は、残念ながら与党の多数で否決されました。しかし、国民のなかに小泉内閣にたいする批判の声が、確実に広がっています。

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ブ〜 だ!!
