奮戦記
【02.07.13】こんな不正が「往々にしてあること」なのか
宮路副大臣が、政治献金をもらっている医療法人の支援者から頼まれて、帝京大学の冲永荘一総長に、まだ入学試験も行われていないうちに受験者の受験番号を知らせた不正事件は、秘書のメモという動かぬ証拠で証明されました。<写真は「赤旗」13日付>
しかし驚いたことは、日本共産党の小池晃参院議員が「これが不正でなく何が不正か」と迫ったのにたいして、宮路氏本人が「こういうのは往々にしてある。とやかくいうことではない」と開き直ったことです。
まったく悪いことをやったという認識がありません。ほんとうに感覚がマヒしています。
政治献金と引き換えに大学のトップに入学の口利きをしたというのは、典型的な不正入学のあっせんです。
宮路氏が入学の口利きをした今年1月末に、宮路氏はすでに厚生労働省の副大臣に就任していたのです。しかも、帝京大の裏口入学をめぐって調査がすすめられていた時期に宮路氏が副大臣になっているのです。
宮路氏の副大臣としての担当は厚生行政であり、医学部とは深いつながりがあります。宮路氏は「冲永総長とは先輩後輩の付き合い」といいますが、いかに根が深いか明らかです。
厚生労働委員会では、1兆5000億円もの負担増を国民に強いる医療改悪法案が審議されています。しかし、法案審議よりも優先されなければならないのは、宮路副大臣にかかわる不正入学問題の究明です。
野党四党の会談

昨日、日本共産党の市田忠義書記局長が出席した野党四党の会談では、「宮路副大臣の辞任は当然だが、それだけで問題は解決しない」との認識で一致しました。
宮路氏と冲永荘一帝京大総長を参院厚生労働委員会に参考人として招致し、真相解明することが最優先課題だと合意しました。
●名古屋市中川区で演説会
中川区役所の講堂で日本共産党演説会がひらかれました。
来年のいっせい地方選挙で立候補する予定の小玉あさ子さん、名古屋市会議員の江上博之さんとともに、日本共産党の大躍進を訴えました。

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けんけん ぱ!
けんぱ!!
