奮戦記
【02.06.25】ムネオ・マネーは政界にどう流れたのか
あっせん収賄容疑で逮捕された鈴木宗男容疑者は、何億と集めたお金を自民党や公明党の議員にばらまいていました。
●税金の私物化とあっせん収賄
公共事業や北方四島支援事業などに口利きをしたり介入して、そこから税金を吸い上げていた。───このお金の集め方が宗男議員のひとつの特徴となっていました。このなかに「やまりん」からのワイロ(500万円)もあったのです。
鈴木議員は「政治資金規正法で届け出ており、オープンにしているのだから何の問題もない」などと言っていますが、まったくデタラメです。
法務省の古田刑事局長は「ワイロとしての対価性は職務との関連があるかという事実による。政治資金法上の届け出の有無とはかかわらない」と答弁しています。
●ばく大なウラ金をばらまく
鈴木議員の疑惑がいかに深いかを示すものとして、総額3億3000万円(3年間)のウラ金の存在があります。
鈴木議員は、休眠状態の政治団体「北海道開発研究会」などを使って、届け出ていない巨額のウラ金を集めていました。
重大なのは、この汚れたお金を政界に流して自分の力を強めようとしていたことです。鈴木議員は、オモテの政治資金約12億円(3年間)とあわせて、これらのウラ金もばらまいていました。
●自民・公明の58人に渡る
その金が渡った先は、「ムネムネ会」のメンバーだけではありません。自民党、公明党あわせて58人の議員(落選者も含む)にわたっていたのです。
その金の大半は、橋本派を中心とする自民党そのものに渡り、党全体がまるごと汚染されていたと言わなければなりません。
●汚れたカネをフトコロに入れて反省すらない公明
そればかりか、公明党の議員にまで渡っていたのです。
日本共産党の志位委員長がこのことを指摘すると公明党は大慌てで、さっそく「公明新聞」で弁解をしました。
ところが、その「反論」がまったく成り立っていないのです。冬柴幹事長は、公明党の遠藤議員が宗男議員から50万円を受け取っていたという事実を認めているのです。「語るに落ちた」とは、まさにこのことではないでしょうか。
だいたいムネオマネーというのは、国民の税金を食い物にしてつくったお金です。このなかにはワイロも、ヤミ献金もまじっている。
そういうもののおこぼれにあずかっても、反省すらせず「中傷だ」などと開き直るというのは、いったいどういうことでしょうか。岐阜県美並村の村長・議長・議員が私の事務所を訪問
美並村の河合辰男村長、河合信寿議長、それに日本共産党の河合きよし議員から、通学路を含む生活道路の問題について要請がありました。
三人とも河合さんというんですね。「私たちは同窓生なんです」とも言っていました。めずらしい組み合わせです。
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子馬を見ながら
ぽっくり ポックリ あるく〜♪

<国会近くの日枝神社の展示から>