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奮戦記

【01.12.3】予算委で参考人質疑がおこなわれ、私も150回目の質問をしました

 今日は、予算委員会がひらかれ参考人質疑がおこなわれました。
 参考人は、整理回収機構(RCC)の鬼追明夫社長、預金保険機構の松田昇理事長、金融庁の森昭治長官の3人です。


 私は、森長官に「バブル時代につくられた投機的な傷跡である不良債権は、基本的に処理し終えたと考えてよいか」とききました。森長官は「処理し終えたと考えている」と答えました。

 そうすると、いま不良債権が増えているのは、不況のなかで中小企業の業況が悪化しているのが原因。その不良債権を処理すればするほど、倒産・失業が増え業況が悪化する。そうなれば、また不良債権が増える。このような悪循環に陥っているのではないか。

    <右の写真はRCC鬼追社長
 そこで私は預保の松田理事長とRCCの鬼追社長にききました。「引き受けた企業をいきなり破綻に追い込むことはせず、相手を尊重してできるだけ支援する、こういう基本姿勢でなければならない」。「RCCが買い取った債権については、債務者が銀行との間で約束していた金利(約定金利)や返済期間などの支払い条件については、そのまま引き継ぐことになるのか」。


 鬼追社長は「支払い条件は、そのまま適用される」と答えました。また「納得ずくの回収を第一義としている」と答えました。
 また、「不動産の競売を取り下げた事例」や、「強制執行を取り下げた事例」を紹介しました。
左の写真は預金保険機構の松田理事長

 そのうえで、森金融庁長官にたいしてききました。<右の写真は森金融庁長官
 「銀行が、不良債権処理をどのような立場に立ってすすめているかが問題だ。金融庁は、銀行にたいして、個人や中小企業などの不良債権の処理にあたって、せめてRCCなみの対応をするよう銀行を指導すべきではないか」。

 森金融庁長官は「RCCがやっている程度のことは、民間銀行も当然やってしかるべきだ」「社会的批判を受ける事例が耳に入れば、事情を聴取し、対応する」と答弁しました。


●私は、国会議員になって5年になりますが、
 これで150回目の質問となりました。



<予算委員会が開かれた第18委員室(円卓式)>

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<銀杏の木と衆議院第二議員会館>

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