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奮戦記

【01.11.26】自衛隊の海外派兵が与党と民主党の賛成で承認・強行される

 今日、ただ一つ開かれたのがテロ対策特別委員会でした。

 質問したのは山口富男議員、反対討論をしたのは木島日出夫議員です。


 審議されたのは、自衛隊を海外に派兵することの承認(事後承認)。これには、大変多くの重大な問題が含まれています。

 第一に、戦後初めて日本の自衛隊が戦場にのりだし、米軍への兵站支援をおこなうものであり、恒久平和をうたい戦争を放棄した憲法に真っ向から反するものだからです。
答弁する福田官房長官の「棒読み」

 第二に、今回の自衛隊派遣の具体的内容について、国民や国会に報告義務のある「基本計画」は、きわめてあいまいな一方、具体的で詳細な自衛隊の活動内容を定めているはずの「実施要項」は「秘」扱いで、国民や国会にいっさい報告すらしないことになっているからです。<答弁する中谷防衛庁長官

 第三に、被災民救援活動では、国連の難民支援当局からは、自衛隊派遣の要請がいっさいないにもかかわらず、何が何でも自衛隊を派遣しようとするものだからです。


●民主党が与党とともに賛成にまわる!!


 ところがこの提案に、なんと民主党が賛成したのです。まったく、驚きました。反対しそうな議員はわざわざ「差し替え」て、委員会の採決で民主党は全員起立し賛成しました。
 もとの法案に反対したのに、それを具体化する自衛隊の海外派兵を「承認する」というのは、どうみても整合性がありません。民主党のなかにも一部反対論はあるようですが、これでは「小泉与党」といわれていもしようがないではありませんか。

賛成にまわった民主党議員

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