奮戦記
【01.08.22】予算委≪中東調査≫報告��イラン・テヘラン
8月22日(水)
【イラン・テヘラン】
●14:00 アレーフ副大統領(前行政計画庁長官。於:行政計画庁)。
───近代的に洗練された、かしこそうな感じの人。
「現在、イランでは第3次5カ年計画のなかにあり、いまは第2年目。これまで2回にわたって計画を実施してきた。今後は、構造改革をやらなければならないと考えている」などと発言。
<アレーフ副大統領との会談>

17:00 ハタミ大統領が提案した閣僚が、全員議会で信任されたというニュースが入った。───このような事態のため、大統領や石油相の時間がとれず、我々との会談は不可能となった。
●21:00 イラン日本友好議員連盟との懇談会
(於:ディプロマティック・クラブという外務省管轄の建物)
今日まで4日間、続けて議会が開かれ、議員は釘付けになってきた。このなかで、議員連盟のうち、ラフマニノフ会長はじめ約10人の議員が出てきて応対をしてくれた。うち女性議員が2名参加。カディヴァルさん(40歳位)と、ハギーガットジューさん(33歳)。全議員281名中、女性議員は12名いるという。
カディヴァルさんは、もともと10年間ジャーナリストをやってきた人。テヘラン大学で博士号(政治学)をとった。テヘランの選挙区で2位で当選した。
ハギーガットジューさんは、最年少で受かった議員。ところが、彼女の議会のなかでの発言が司法当局から問題にされ、22カ月の拘留判決を受けた。ホメイニさんの言葉を間違って解釈し、いまのイスラム制度を冒涜しているというのがその理由だ。これにたいして、国会は全会一致でこの司法の対応に反対している。二審があるので、まだ確定したわけではないが、この国の複雑な事情がなまなましく伝わってきた。
司法は保守派の最後の砦となっている。しかし、司法が国会議員の発言に介入することには反対している。いま現在、30人ぐらいが国会での発言で裁判所に呼ばれており、有罪判決を受けたのは、彼女で3人目だという。
<ハギーガットジューさん>

カディヴァルさんは、私が共産党の議員だということで興味を持ったらしく、次々と質問をあびせてきた。「日本共産党も他の国の共産党のように同じ共産主義の原理をもっているのか」。「日本共産党は国民のなかで、どの程度支持されているか」「日本も、将来必ず共産主義の国になると思っているのか」「それは、いつごろになると考えているか」などなど。───なかなか鋭い!
私は、日本共産党がソ連や中国の大国主義とたたかってきた自主独立の党だということ、遠い将来は社会主義になることを展望しているが、当面は資本主義の枠内での民主的改革を課題にしていること。30年前には数人しかいなかった議員が、いまでは衆議院20名、参議院20人になっていること、などを話した。
彼女は「将来はもっと増えるでしょう」といってくれた。
<日本共産党について質問したカディヴァルさん>

≪23日につづく≫