2013年03月04日 第183回 通常国会 議院運営委員会 【707】 - 発言
オリンピック東京招致決議に反対の意見表明
2013年3月4日、2020年オリンピック・パラリンピックの東京招致に関する決議案が、衆議院本会議において賛成多数で可決しました。日本共産党は反対しました。
本会議に先立ち開かれた議院運営委員会で、佐々木憲昭議員は、反対の意見表明を行いました。
佐々木議員は、オリンピック・パラリンピックはオリンピックは、国際親善とスポーツの発展にとって意義深いと述べました。
そのうえで、2011年にも招致決議に反対したことをあげ、東京招致はオリンピックを利用して大規模な東京開発を進めるものだと指摘。
「今、国と都が力を注ぐべきは、大震災・原発事故からの復興であり、国民・都民のくらし、社会保障を立て直すこと」と述べました。
議事録
○佐田委員長 これより会議を開きます。
まず、決議案の取扱いに関する件についてでありますが、去る1日、遠藤利明君外12名から、自由民主党、民主党・無所属クラブ、日本維新の会、公明党、みんなの党、生活の党の六会派共同提案による第32回オリンピック競技大会及び第16回パラリンピック競技大会に関する決議案が提出されました。
この際、発言を求められておりますので、これを許します。佐々木憲昭君。
○佐々木(憲)委員 日本共産党の佐々木憲昭でございます。
オリンピックは、国際親善とスポーツの発展にとって大変意義深いものであると我々は考えております。
しかし、東京オリンピック招致について、我が党は、オリンピックを利用して大規模な東京開発を進めるものだと指摘して、反対してまいりました。今、国と都が力を注ぐべきは、大震災、原発事故からの復興であり、国民、都民の暮らし、社会保障を立て直すことでございます。この立場は、現時点でも変わっておりません。
既に、日本共産党東京都議団は、2020年夏季オリンピック東京招致に対して反対の意思表明をしております。昨年11月の都議会においても、招致を断念するよう求めております。
したがって、国会決議案の本会議上程には、私どもは反対でございます。
以上です。
○佐田委員長 それでは、本決議案は、本日の本会議において議題とするに賛成の諸君の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
○佐田委員長 挙手多数。よって、そのように決定いたしました。
なお、本決議案の趣旨弁明は、提出者の浮島智子君が行います。
また、本決議に対しまして、内閣を代表して、下村文部科学大臣から発言があります。