東海での活動
【04.01.23】ムダと浪費の静岡空港建設について要請
2004年1月23日、静岡空港・建設中止の会(代表世話人石田義明さん=写真)と日本共産党静岡県委員会の代表が、国土交通省にたいして「静岡空港にたいする地元の意見を直接聞く場をもとめる要請」をおこない、佐々木憲昭議員が同席ました。
参加した地元の皆さんは、静岡空港・建設中止の会の皆さん、日本共産党静岡県委員会の島津幸広さん、元衆議院議員の平賀高成さんなど19人の方々です。
国土交通省から応対したのは、鈴木久泰審議官(航空局担当)でした。
静岡空港は、静岡県が事業を決めてからすでに10年を経過していますが、行き詰まっています。
その最大の理由は、きちんとした需要予測や土地の確保などがないまま、見切り発車のように事業をはじめてしまったからです。
ここにきて、静岡県は土地の「強制収用」をちらつかせたり、年に「100万人以上」という水増しの「需要予測」を押し通そうとしています。
県の事業評価監視委員会は、「静岡空港整備事業を継続することは適当」と結論を出し、国に「報告書」を提出してます。
しかし、静岡空港建設に批判的な市民団体は、専門家による独自の需要予測をおこなったところ、年に「70万人」以下という結果が出ています。
だからこそ、県民の多数は、ムダな事業だからやめるべきだという声を上げています。
この日、要請したのは、第1に、「静岡空港・建設中止の会」のおこなった「70万人以下」の需要予測を検討すること。第2に、地権者など地元の意見を直接聞くことの2点です。
交渉のなかで、以下の3点が確認されました。
- 税金を有効に使うこと、ムダな公共事業をみなおすこと。この観点に立って検討すること。
- 地元住民が専門家とともにおこなった「70万人以下」という需要予測も参考にし、県が提出した再評価の結果報告の妥当性を判断すること。
- 土地の強制収用など乱暴なことを前提とせず、県当局と地権者が話し合えるよう努力すること。