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憲昭からの発信

憲昭からの発信 − 寄稿文

【05.10.09】言葉の魔術民報

「愛知民報」『ともに歩む』
2005年10月9日


 最近、自民党は「改革」を連発していますが、国民にとっては「悪い改革」も「良い改革」もあります。ひとつひとつを、きちんと見極めなければなりません。
 武部自民党幹事長は、9月21日から始まった特別国会の代表質問で「役人天国推進勢力と決別した」「既得権を剥奪し、官の無駄を徹底的になくす」と言いました。この言葉は、何となく「そうかな」と思わせるものがあります。
 しかし、郵政民営化も、社会保障予算の削減も、庶民増税も、自民党がやることは何でも「改革」という言葉で正当化する。どうも、そんな感じなのです。まさに「言葉の乱用」です。
 改革というなら、たとえば「政官業ゆ着」の打破こそ大事な改革ではないでしょうか。「企業団体献金の禁止」、少なくとも「国民の税金を使って仕事をする会社からの献金禁止」ぐらいはやるべきではないでしょうか。
 しかし、小泉総理は、そこにはまったく踏み出そうとしておりません。やるべきことは、まったくやっていないのです。
 「改革」という言葉の魔術にまどわされてはなりません。

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