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憲昭からの発信

憲昭からの発信 − 寄稿文

【05.01.30】通常国会が開会民報

「愛知民報」『ともに歩む』
2005年1月30日


 第162通常国会がはじまり、小泉総理の施政方針演説がおこなわれました。驚いたのは、衆議院本会議全体が凍り付いたように、しらけムードがただよっていたことです。
 小泉総理は、確かに「郵政民営化」のところだけは声を張り上げていました。しかし、与党席からの拍手はほとんどありません。自民党の武部幹事長がただひとり、パチパチ……と手をたたくのですが、それが本会議場にむなしくこだまするだけ。それを、与党席の議員が白い目で見るという状況でした。
 私は、本会議場に座っていて、政権末期の雰囲気を感じました。
 施政方針演説では、定率減税の半減、介護保険制度・障害者福祉の大改悪など、大増税や社会福祉関連の負担増など、国民生活を苦しめる政策を次々と打ち出しました。
 また、小泉さんは改憲に触れました。施政方針演説や所信表明演説で触れたのは、初めてだったそうです。
 小泉首相は「戦後六十年を迎える中、憲法の見直しに関する論議が与野党で行われている」と、自民・民主両党が改憲に向けて競いあっていることについてふれ、「新しい時代の憲法の在り方について、大いに議論を深める時期」とのべ、改憲のための議論をあおりました。
 しかし、こんな演説を時の政府がおこなうのは、憲法99条で政府に義務づけられている「憲法尊重擁護義務」を真っ向から踏みにじるものです。
 暮らしも平和も、いよいよ正念場です。日本共産党の存在が、誰の目にも見える国会にしていかなければなりません。

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