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第564号☆7月14日 予算委員会で集団的自衛権の集中質疑が行われ…

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  日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
*--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2014/7/14 第564号
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◇◆本人がつづる今週の一言◆◇

 みなさん、こんばんは。佐々木憲昭です。
 広い範囲で、大気の状態が非常に不安定となっています。局地的に雷をともなった激しい雨が降るところがあるようですから、土砂災害、低地の浸水、河川の増水に注意しましょう。

 国会では今日、衆議院予算委員会で集団的自衛権に関する集中質疑が行われました。国会閉会中に開かれるので、これを「閉会中審査」といいます。日本共産党からは笠井亮衆議院議員が質問し、その危険性を浮き彫りにしました。
 他党の議員の質問のとき、安倍総理は「集団的自衛権で徴兵制になるなどと言う人がいるが、そんなことはない」などと、突然言いはじめました。よほど、そう言われるのが嫌なのでしょう。
 
 でも、集団的自衛権行使を容認する閣議決定で、自衛官になる若者が激減する可能性があります。そなると、「徴兵制」が採用されるのではないかという不安は拭えません。政府は「Q&A」をつくって、憲法18条で、「何人もその意に反する苦役に服させられないと定めているから、徴兵制は憲法上認められません」などと答えています。

 しかし、憲法9条さえ勝手に解釈変更するような政府・与党です。どうして18条だけ解釈変更しないと言えるでしょうか。何の保障もありません。
 隠すより現れるです。最近、自民党幹部の本音が次々と明らかになっています。たとえば、自民党の憲法改正推進本部長をしている船田元(はじめ)衆院議員は、7月10日放送の情報番組「モーニングバード!」(テレビ朝日系)のインタビューで、徴兵制についてこう言っています。「理屈で言うとそれは可能性はあると思います」と。

 この番組で「自民党幹事長の石破茂氏は“徴兵は苦役ではない”と発言している。そういう考えの人が総理になっちゃったら、『苦役じゃないんだから徴兵はなんら現行憲法で問題ない』という解釈だといって、徴兵をするということは論理的にはあり得るんじゃないですか」との問いがありました。これに対し、船田氏は「党内で大反対が起こります」「私は許しません」としながら、「そういう意志があってやろうと思ったらできないことはないと思います」と述べています。

 もともと、自民党幹事長の石破茂氏は「徴兵制は憲法違反ではない」と主張してきた人物です。2002年5月23日の衆議院憲法調査会で、石破氏は「徴兵制は憲法違反だと言ってはばからない人がいますが、そんな議論は世界中どこにもない」と発言しています。

 防衛庁長官に就任した後も、自分のホームページで、「徴兵制は憲法違反」と「外国政府に言った場合……国家としての正当性が自体が疑われることは必定であり、私はそんな場面を想像しただけで、あまりにも恥ずかしくて日本人であることすらやめたくなる」(2002年10月時点の石破茂氏のホームページより)とのべ、徴兵制は当たり前とする議論を平気で展開していました(日本共産党の小泉親司参議院議員が2002年10月10日、参院外交防衛委員会で追及)。

 安倍総理がいくら否定して見せても、集団的自衛権の行使容認には徴兵制復活の危険がつきまとっていることは明らかなのです。こんなことは、絶対に許すわけにはいきません。この安倍内閣の暴走にストップをかけるため、全力をあげる決意です。

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