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第549号☆3月23日 住民本位・国民本位の政治を目指し全力!

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  日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
*--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2014/3/23 第549号
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◇◆本人がつづる今週の一言◆◇

 皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。
 今日は、比較的暖かかったですね。朝の風は少し冷たかったのですが、澄み切った青空のもとで日射しを浴びると、うららかな春を感じました。
 私は、愛知県東海市の市議会議員選挙の出発式で激励のあいさつをしました。選挙は23日告示、30日投票でたたかわれます。定数が2減らされ22の枠のところに25名立候補しましたから、3名はみ出す激戦のなかをたたかいます。日本共産党から市議選に立候補したのは、辻井タカ子さんと坂(ばん)ゆかりさんの2人です。

 辻井タカ子さんは、優しく実行力のある政治家です。医療生協理事をつとめた経験を生かして、子どもの医療費無料化を拡大しました。1月の新日鉄住金の火災事故のさいには、市に再発防止を申し入れ、会社に市民への説明と謝罪を求めました。
 雇用促進住宅の問題では政府にも申し入れを行い、税の滞納で差し押さえになった方が苦しんでいるとき、市との話し合いの場に付き添い分割納税を実現しました。市民のために駆け回るこのような方にこそ、引き続き市議会で頑張ってほしいものです。

 坂ゆかりさんは、安井弘子市議の後継者です。東海市に生まれ、農家のために尽くす農業委員の父親の姿をみて育ちました。あたたかい市政をつくるため全力投球する決意を表明しました。坂さんは税理士事務所で働いてきた経済・税制に強い人です。市議会に出たら、その分析力を発揮して税金の使い方をしっかりチェックすることを期待されています。

 今日、投票がおこなわれた大阪市長選は、大阪維新の会の前市長・橋下徹氏が再選されました。その任期は、1期目の残り期間の2015年12月18日までです。投票率は23.59%で前回60.92%から大幅に落ち込み、過去最低だった1995年12月の28.45%を下回りました。
 この選挙は、もともと「大義のない選挙」でした。橋下市長は、「大阪都」構想の破綻を取り繕うために「出直し市長選」なるものを仕掛けたのです。直接のきっかけは、大阪府市の首長・議員(計20人)でつくる法定協議会で「都」構想を強引に進めようとした橋下氏の提案が、維新以外の全会派によって退けられ、来年4月に実現するとしていた構想が日程上も破綻したことにありました。

 これを不服とした橋下氏が、「都」構想の設計図を夏までに完成させるためには民意の後押しが必要だとして自作自演の「辞任・選挙劇」を引き起こしたというのが真相です。
 しかし肝心の「都」構想は、すでに内容の上でも破綻しています。
 最初は「大阪府と大阪市が統合されれば、予算規模は約8兆円…二重行政を解消すれば、そこから1割(8000億円)の財源を確保できる」としていました。しかし、2013年の制度設計案では596億円に激減し、それ自体が地下鉄民営化や市民サービス削減を「効果」に入れ込んで水増しされたものだったのです。
 日本共産党市議団の試算では、わずか9.4億円にすぎず、その一方で、コストは府市大都市局の過小な見積もりでも、初期コストに約280億円、ランニングコストに年間約60億円かかるのです。「再編効果額」がまやかしだったことは、誰が見ても明らかです。

 対立候補擁立を見送った各党も橋下氏の「大義のない選挙」を批判しました。
 共同を大切にする立場から「独自候補擁立」を見送った日本共産党も加わっている「大阪市をよくする会」と「明るい民主大阪府政をつくる会」は、維新政治を終わらせる第一歩として「大阪都」ストップ・維新政治ノーの運動をおこなってきました。

 ブームを巻き起こしたかに見えた橋下・維新政治の破綻は、いよいよ明らかです。住民本位・国民本位の政治を目指し、全力をあげて奮闘する決意です。

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