アドレス(URL)を変更していますのでブックマークされている方は変更してください。
<< ホームへ戻る

メールマガジンバックナンバー

第535号☆12月1日 攻防はいよいよ正念場を迎え…

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
*--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2013/12/1 第535号
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇◆本人がつづる今週の一言◆◇

 皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。
 日を追うごとに寒さが厳しさを増していますが、いかがお過ごしでしょうか。

 国会は、機密保護法案をめぐって次第に緊迫の度を深めています。法案は、先週火曜日に衆議院で強行採決され、いま、参議院に回りへ激しい論戦がおこなわれています。
 臨時国会の会期は12月6日(金)までですから、明日12月2日(月)から金曜日までの5日間が、まさに正念場となります。国民の目、耳、口を封じ込め、戦争できる国に導く“希代の悪法”を葬るには、世論の力と国会の論戦で追い詰めるしかありません。

 振り返ると先週、25日(月)と26日(火)の衆議院における与野党攻防では、与党が“数の暴力”で押し切るという結末となり、私たちの数がもっと多ければと、ほんとうに悔しい思いをしました。

 25日(月)に、福島市で開かれた地方公聴会では、7人の公述人全てが反対を表明したり慎重審議を求めました。ところが、福島から帰ったあとの国家安全保障特別委員会の理事会で、野党が反対するなか、与党と委員長が職権で「委員会を立てる」ことを強行しました。

 続いて20時45分から再開された議院運営委員会理事会では、議運委員長が職権で26日(火)の「本会議立て」を強行したのです。次の日の委員会での強行採決を待ち「緊急上程」の受け皿をつくるためです。
 このときの議運理事会では、民主は「反対」、維新は「委員会ですでに採決された国土強靭化法案一本のみなら認めるが、他の法案を入れることには反対」、みんなの党は「円満にやるように」と述べるだけ。日本共産党の私は「反対。緊急上程は理事会の合意に反する。強行したら与党は墓穴を掘る」と厳しく抗議しました。

 国家安保特の理事会では、25日の21時に、翌日の委員会開催を委員長と与党が強行しました。こんなやり方は、国会審議のありかたを壊す行為ですが、与党は「官房長官ふくめた上からの指示だ」といっていたそうです。日本共産党の赤嶺政賢議員に割り振られた質問は10:49〜10:57のたった8分間にすぎません。

 26日(火)朝の国家安保特理事会では、与党側が「総理質疑の後、質疑終局・採決」を突然、提案してきました。赤嶺議員は「議論は尽くされていない。反対だ」と主張しました。
 国家安保特が開かれ、日本共産党の赤嶺議員が質問を始めましたが、赤嶺さんの質問に総理は答弁に立たちませんでした。総理は最後に「国民の安全のため」などとすり替え答弁をおこなっただけでした。まことに卑怯です。

 質問予定者が質疑を終わったところで、与党が突然「質疑打ちきり動議」を提案、与党とみんなの党で強行採決が行われたのです。私は委員会室にいて、強く抗議しました。あとで衆議院のインターネット録画を見て知ったのですが、その時、委員長は「討論は省略し採決します」と述べていたのです。赤嶺さんの討論を打ち切った委員長の横暴は、ほんとうに許せません!

 その後、日本共産党の赤嶺議員が抗議するなか、国家安保特の理事会で与党側は、委員長職権により秘密保護法案の緊急上程の決定を強行。午後の本会議に上程する申し入れを、議運委員長におこないました。
 共産、民主、維新、生活の各会派の国対委員長が、議長に抗議の申し入れを行うために出向いたのですが、議長は「登録された会派代表としか会わない」と言って、面会を拒否したのです。そんなルールを、いつ誰が決めたのでしょうか。各会派の国対委員長は、国会運営全般にわたってその会派を代表する者です。議長が、国対委員長との面会を拒否するのは、あまりにも非常識です。

 17時から議運理事会が始まり、与党は何がなんでも、今日中に秘密保護法案の緊急上程を強行すると主張し与野党の意見は平行線をたどりました。しかし委員長は職権で議運委員会の開催を採決で強行し緊急上程を決めたのです。私は委員会で、抗議の発言をしました。
 衆院本会議は18時45分から開かれ、赤嶺議員が怒りの討論をおこないました。みんなの党は賛成、維新は採決をせず退席という態度をとりました。反対したのは、民主党、日本共産党、生活の党、社民党です。

 自民党の石破茂幹事長は、11月29日付のみずからのブログで、特定秘密保護法案に反対する市民のデモについて「単なる絶叫戦術はテロ行為とその本質においてあまり変わらない」と驚くべき発言をしました。これは、この政権の危険な本質を示すものです。
 これは、政権党である自民党の幹事長のブログであり、単なる個人のつぶやきですまされません。

 テロは、無差別に罪のない人を殺傷する暴力であり、犯罪行為です。民主主義社会では絶対に許されないものです。これにたいし、平和的なデモや抗議行動は、憲法21条に「集会・結社・表現の自由」として保障され、世界人権宣言にも保障されている大切な人権のひとつです。
 この本質的な違いも分からない人が権力を行使する立場に立っていることに、恐ろしささえ感じます。

 舞台は参議院に移っており、攻防はいよいよ正念場を迎えます。圧倒的多数の声で国会を包囲し、論戦と結んで稀代の悪法を廃案に追い込みましょう。

≪ツイッタ―、フェイスブックはこちらから≫
◎twitter→ https://twitter.com/sasakikensho
◎facebookページ→ http://www.facebook.com/kensho.jcp

≪「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらから≫
 → http://www.sasaki-kensho.jp/magazine/

───────────────────────────────
【憲昭eたより】
▼このメールマガジンは、アドレスを登録していただいた方、佐々木
憲昭のホームページにご意見をお寄せいただいた方に配信しています。
▼配信中止・メールアドレスの変更はこちらからお願いします。
 → http://www.sasaki-kensho.jp/mm/
▼ご意見・ご感想は[mail@sasaki-kensho.jp]までお寄せ下さい。
発行:日本共産党衆議院議員 佐々木憲昭事務所
〒100-8981 東京都千代田区永田町2-2-1 衆議院第1議員会館1106号室
      TEL:03-3508-3730  FAX:03-3508-7280
   佐々木憲昭WebSite: http://www.sasaki-kensho.jp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

Share (facebook)

このページの先頭にもどる