メールマガジンバックナンバー
第204号☆3月23日 忙しさが2倍〜3倍になってきました!
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日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
*--*--*--* 憲 昭 e た よ り *--*--*--* 2007/3/23 第204号
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◇◆今週の憲昭さん◆◇
メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。
議事堂の周りの桜は、つぼみもふくらみ、もうすぐ咲きそうです。昨日は、知事選挙の告示が行われ、三重県に応援に行きました。――政治は、全体として選挙モードに切り替わりつつありますが、私の所属する財務金融委員会をはじめ、各委員会では法案などの質疑が続いています。
今日、私は財務金融委員会で「関税定率法等の一部改正案」について質問しました。その内容については、「奮戦記」をご覧ください。
もともと「関税」というのは、国内の地場産業などを保護するためにあるのです。それを下げるということなれば、産業によっては重大な打撃を受けることになります。
今回、特に問題となっているのは「こんにゃく芋」です。
私は、「こんにゃく芋の産地はどこですか?」と、群馬県出身の尾身財務大臣に聞きました。大臣は「群馬県であります。特に私の選挙区に集中しております」と答えました。確かに、こんにゃく芋の国内生産の9割が群馬県に集中しているのです。しかも、こんにゃく芋が農産物の生産額の1位〜3位を占めている自治体は、群馬県の3分の1にも及んでいます。
今度の法案では、1700%の関税率をゼロ%に引き下げ、壊滅的な打撃を与えようとしているのです。農林水産省の試算によれば、このような国境措置の撤廃で、こんにゃく芋の生産の90%が消滅し、その加工業の100%が消滅するのです。――国内のこんにゃく芋は全滅するといっていいでしょう。
そんなことを平気で実行しようというのは、まったく理解できません。いったい誰のための政治なのでしょうか。
「こんにゃく芋」を取り上げた途端、I議員(某知事の三男)が「国全体をみなきゃダメなんだよ」とヤジを飛ばしました。しかし、国内のこんにゃく芋が全滅する事実が次々と明らかになるにつれ、ヤジもなくなり、尾身大臣は渋い顔になりました。
この質問の直後、山本農林水産副大臣にエレベーターでお会いしました。私が「こんにゃく芋は大変なことになりますよ」というと、山本副大臣は、「そうなんだ。しかし、いろいろ議論して、まぁいいだろうということになったんだ」と言い残して、エレベーターを降りていきました。私は、「まぁいいだろう」という一言で、何万人もの人々から職を奪う、こんなことを平然と実行する姿勢に恐ろしさを感じました。
さて、当面は、地方選挙の応援にも取り組まなければなりません。今夜は、静岡市清水の演説会に行ってきました。日曜には岐阜県土岐市の演説会に行くことになっています。
また、来週は文部科学委員会や外務委員会でも質問することになりそうです。少ない人数で最大限の効果をあげようとすれば、1人当たりの仕事量は当然増加します。
昨日は、三重県の辻井知事候補の第一声に駆けつけ、昼過ぎに国会に戻って財務金融委員会の理事会に参加し、急遽、質問の準備をして通告レクチャーを行い、宿舎に戻りました。
その宿舎のエレベーターに乗った時、三重県出身のK議員(元大臣・自民)にバッタリ会いました。彼はゆったりした調子で、こう話しかけてきました、「地方選で忙しいでしょう」と。私は「えぇ、何しろ人手不足なものですから」と答えました。これを聞いたK議員は「そうですか。私はのんびりさせてもらっています」と言ったのです。私は、内心“そう答えるか!!”と思いました。……もし、自民党が油断しているとしたら、そのスキをついて勝利をつかみたいものですね。
忙しさが、2倍、3倍になってきました。全いっぱい頑張る決意です。
――私の「奮戦記」は、3月21日で“連続更新2000日”を達成しました。ホームページも、さらに見やすくするために、いまリニューアル作業中です。ご期待ください。
◇◆"連日、本人がつづる"今週の「奮戦記」◆◇
●倫選特で質問―佐田前大臣、収支報告書の訂正せず
(3月16日付「奮戦記」より)
衆議院倫理選挙特別委員会で、菅義偉総務大臣に質問しました。
私は、政治資金報告書違反で、昨年12月28日に行革担当大臣を辞任した佐田玄一郎衆議院議員が、辞任したときから現在までのあいだに、政治資金収支報告書の訂正をしているか、と聞きました。
これにたいして、菅大臣は「佐田玄一郎政治研究会、佐田氏の資金管理団体である赤城倶楽部、および佐田氏が代表者である自由民主党群馬県衆議院比例区第2支部について、総務省および群馬県選挙管理委員会において確認したところ、政治資金収支報告書の訂正はおこなわれていない」と答えました。
私は、驚きました。……佐田氏は、「不適切な会計処理」をしたということで大臣を辞任したのです。大臣を辞めざるをえないほどの深刻な「虚偽記載」あるいは「重大な過失」があったというのに、政治資金収支報告書の訂正さえしていないのです。
辞任した佐田氏は「不適切な記載をした」と認めながら実態を公表せず、それを放置する安倍内閣の姿勢が浮き彫りになりました。
私は、ほんらい「事実を記載し、国民の監視のもとにおくのが政治資金規正法の精神だ。佐田氏がまったく訂正していないのは、この法の精神からみておかしい」と指摘し、大臣の見解をただしました。
菅総務大臣は「総務省に調査権はなく、事実関係の確認はできない。国民の判断にゆだねられる」などと答えました。私は、「間違ったことを書いて訂正もしないなら、何のための公表か。総務大臣自身の姿勢が問われる」と批判しました。
≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【2007.03.23】●関税法改定案――財金委で国内産業を守れと質問
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070324-000146.html
【2007.03.22】●統一地方選がはじまり、三重県知事選挙の応援に入る
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070322-211656.html
【2007.03.21】●本日、「奮戦記」“連日更新2000日”を達成しました!
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070321-110031.html
【2007.03.20】●改憲手続き法の強行を許さない!―集会とデモを激励
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070320-191157.html
【2007.03.19】●イラク開戦から4年―米国など世界各地で抗議行動
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070319-210759.html
【2007.03.18】●与党の中からも「松岡農相は説明不十分だ」の声
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070318-223456.html
【2007.03.17】●光熱水費をめぐる不可解な処理と説明拒否について
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/070318-001305.html
◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
→ http://www.sasaki-kensho.jp/mm/article/back_index.html
◎「憲昭eたより」の次号は、3月30日(金)発行予定です。
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