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第182号☆10月27日 この国会も中盤戦!今日は財金委で質問しました
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日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
。oO○.。o○ 憲 昭 e た よ り ○Oo。..○o。. 2006/10/27 第182号
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◇◆"今週の憲昭さん"◆◇
メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。
国会では、政府・与党からたくさんの法案が提案されます。そのなかでも、これは絶対認められないと思う法案があります。
たとえば、防衛庁を防衛省に昇格させる法案もそのひとつです。今日午後の衆院本会議で、法案の趣旨説明がおこなわれ、質疑が始まりました。
じつは、この法案の審議入りをめぐって、与野党の攻防があったのです。――私は、昨日の議院運営委員会に穀田さんに代わって出席しました。与党は、すぐにでも本会議で審議をするように主張しました。私は「自衛隊の海外活動を本来任務に格上げする重大な法案であり、不祥事なども究明されていないので、ただちに審議入りすることは認められない」と批判しました。
ところが、自民党と公明党が「合意できないから委員会を開いて採決する」と、議運委員会の開催を強行し審議入りを採決したのです。――日本共産党に与えられた質問時間は、たったの5分、社民党は3分。……これでは、充実した質問ができません。ほんとうにひどいですね。
この法案は、防衛庁を内閣府の外局から省に移行させるほか、自衛隊法を改正し自衛隊の海外活動を「付随的任務」から「本来任務」に格上げすることが主な内容となっています。
今日は、赤嶺政賢議員が質問しました。5分間という短い時間でしたが、それをフルに使ってバッチリ鋭い質問をしました。久間防衛庁長官の答弁は、まともな説明なしに「そのご指摘は当たらない」と繰り返し、木で鼻をくくったような答弁でした。
私は、民主党のT議員の質問を聞いて、たいへん驚きました。――この議員は、自衛隊に「体験入隊」し、「国を守る自衛隊が、地域住民にとってもかけがいのない存在だ」と天まで持ち上げ、「直ちに省に昇格させるべきだ」と言ったのです。私は「えっ、それが民主党の立場だったのか!」と驚いてしまいました。
そう言えば、小沢党首も「防衛省には賛成だ」と言っていましたから、そうなのでしょう……。政策の内容では、自民党とまったく同じです。同時に「じっくり議論せよ」という主張もしていましたから、一致できるのは、その点だけですね。
いずれにしても、この国会も中盤戦。……教育基本法の改悪、改憲手続き法、共謀罪など、危険な法案を押し通そうとする自民党や公明党の強引な戦術にも、きちんと対抗していかなければなりません。
◇◆"連日、本人がつづる"今週の「奮戦記」◆◇
●サラ金規制――世論と運動が自民党を押し返している
(10月24日付「奮戦記」より)
サラ金の規制強化で、与党の自民・公明両党は、国会に提出する関連法改正案から、「特例高金利」条項を削除する方針を固めたと報道されました。また、利息制限法の上限金利(年15〜20%)を事実上引き上げる案も撤回するといいます。さらに「命を担保にしている」と批判された「消費者団体信用保険」を借り手にかけることも禁じるとされています。
9月に発表された自民党案は、改正法成立から「おおむね3年」で出資法の上限金利(29.2%)を利息制限法の上限金利まで引き下げるとしていましたが、肝心の利息制限法の15〜20%の金利適用範囲を変えることで事実上、金利を引き上げる内容になっていました。また、グレーゾーンをなくした後2年間は「元本30万円以内、返済期間1年以内」の融資に限り25.5%の高金利を認めるという内容でした。
これにたいして、日本弁護士連合会や被害者などが「法の抜け穴になる」と批判していました。
与党が方針を切り替えつつあることは、世論と運動が自民党を押し返していることを意味しています。しかし、まだ予断を許しません。サラ金業界やその献金で影響を受けた一部の与党議員の巻き返しもあり得ます。決して気を緩めず、最後まで頑張らなければなりません。
≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【2006.10.27】●財務・金融両大臣に質問――高齢者大負担やめよ!
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【2006.10.26】●リハビリ日数制限はただちに撤廃を―院内集会に参加
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【2006.10.25】●助け合い共済存続を!全商連などが国会要請行動
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【2006.10.24】●サラ金規制――世論と運動が自民党を押し返している
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【2006.10.23】●労働法制についての党議員団勉強会に出席しました
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【2006.10.22】●自民政調会長の無神経な「糖尿病」「核保有」発言!
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【2006.10.21】●経団連会長企業が法令違反で“法律の方が悪い”?
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/061021-174310.html
◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
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◎「憲昭eたより」の次号は、11月3日(金)発行予定です。
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