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日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
.。oＯ○.。o○　憲 昭 ｅ た よ り　○Ｏo。..○o。.　2006/8/25　第173号
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◇◆"今週の憲昭さん"◆◇

　メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。

　夏休みが終わって、国会のなかも次第にあわただしい動きが強まっています。自民党は安倍さんの“独走”態勢で、総裁選挙が“消化試合”のようになっていますが、フィーバーしているのは大臣のイスをめぐる“イス取り合戦”。だいたい、自民党議員の7割が支持しているなんて異常だと思いませんか。
　それを利用するように、危険な動きも強まっています。マスコミが報道している安倍さんの政権構想にも、それがあらわれています。

　まず、改憲志向の強まり。――安倍氏は「新しい憲法を制定すべく、政治スケジュールにのせるリーダーシップを発揮していくときがやってきた」とのべ、憲法改定を政権構想の柱の一つと位置づける考えを示しました。対米従属下で軍国主義復活をいっそう強引に進め「戦争のできる国」づくりの危険な意図がありありです。
　さらに、強権志向。――米国家安全保障会議（ＮＳＣ）と同様の組織を首相官邸に設置する考えを表明しています。また、現在2人（衆参各1人）の政務の官房副長官を5人に増やし、それぞれに外交、教育、福祉などの政策分野を割り振るというのです。従来の官房副長官は官房長官の補佐的な役割でした。しかし新政権では首相直属の性格を強め、政策面で首相の指導力強化につなげたい考えだと言われています。
　そのうえ、弱者切り捨て。――小泉流の「歳出カット先行」路線です。徹底的に福祉を削り、国民が悲鳴をあげたところで消費税大増税を押しつけようというのです。……福祉を徹底的に切り捨てたうえ消費税も増税するなんて、踏んだり蹴ったりではありませんか。

　自民党の皆さんは、参議院選挙に向けて「人気」のある安倍氏をもちあげ、あわよくば大臣のイスにありつこうと走り回っているようですが、そのかげで、どれだけの庶民が踏みつけにされ悲鳴を上げているか、……まじめに考えたことがあるのでしょうか。
　昨日から今日にかけて、愛知県の名古屋市議団と静岡県の議員の皆さんとごいっしょに切実な要求を掲げ、政府交渉をおこないました。年々、高齢者、低所得者、障害者の皆さんの苦労が増しています。
　――この方々こそ国民の多数派であり、私たちこそ真の味方だと自負して、これからも力いっぱい頑張りたいと思います。

◇◆"連日、本人がつづる"今週の「奮戦記」◆◇

　●消費税・庶民増税阻止闘争本部の第12回会議に出席しました
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 （8月21日付「奮戦記」より）

　消費税・庶民増税阻止闘争本部の第12回会議に出席し、情勢の特徴と闘う方針を議論しました。
　この間の増税をめぐる情勢の特徴は、6月に通知が送られた地方税・所得税などの負担増に怒りが高まっていることです。高齢者によっては、8倍から10倍の増税になるわけですから、高齢者本人だけでなく家族も衝撃を受けています。日本共産党のホームページの増税コーナーへのアクセスが、2万件を超えていること、そして怒りをぶつける意見を書き込んでいることにも、それがあらわれています。
　自民党が、この国民の怒りの広がりに困惑しているようです。自民党政務調査会がつくった言い訳パンフ「長寿世代の税負担増への御不満をを聞いて」が、それを端的に示しています。だいたい「…御不満を聞いて」というタイトルが、国民の怒りの前にタジタジとなっている様子がうかがえますね。
　しかも、パンフのなかに「税額が10倍（4千円→4万円）になっている事実はある」と書かれています。この事実は否定できないのでしょう。
　ところが、筋違いの攻撃をしています。――「これを悪宣伝に利用して党勢拡大を図っている政党がいる」などと、日本共産党を暗に批判しているのです。国民の批判を招くようなことをしておいて、親身になって被害者の相談にのっている政党を批判するなど、言語道断だと言わなければなりません。

≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【2006.08.25】●静岡県の皆さんと、財務省・総務省・厚労省との交渉
　 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060825-153745.html
【2006.08.24】●新宿で街宣、党名古屋市議団や民医連と政府交渉
　 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060824-221853.html
【2006.08.23】●明らかになってきた安倍晋三氏の強権的政権構想
　 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060823-205315.html
【2006.08.22】●党国対と議員団会議に出席、臨時国会に向けどう闘うか
　 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060822-214038.html
【2006.08.21】●消費税・庶民増税阻止闘争本部の第12回会議に出席
　 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060821-214047.html
【2006.08.20】●羽島市の日本共産党演説会で国政報告をしました
　 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060820-205500.html
【2006.08.19】●“口利き政治家１１人”とは誰か？―防衛施設庁談合
　 → http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060819-230040.html

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◎「憲昭ｅたより」の次号は、9月1日(金)発行予定です。

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