メールマガジンバックナンバー
第158号☆5月5日 大型連休をいかがお過ごしですか?
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日本共産党 衆議院議員 佐々木憲昭の
.。oO○.。o○ 憲 昭 e た よ り ○Oo。..○o。. 2006/5/5 第158号
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◇◆"今週の憲昭さん"◆◇
メルマガ読者の皆さん、こんばんは。佐々木憲昭です。
さわやかな初夏の風が心地よい大型連休を、皆さんはどのようにお過ごしでしょうか。
私は、久しぶりの連休を利用して、普段できない本の執筆に取り組んでいます。タイトルは『日本の財界はどう変わったか』――昨年来、国会の仲間といっしょにすすめてきた調査・研究を踏まえてまとめています。日本の政治・経済の構造をとらえるとき、財界分析は欠かせません。……さあて、どんな内容になりますか。お楽しみに!?
このところ、私たちの国会論戦がいくつか成果をあげはじめています。
ひとつは、昨日の「奮戦記」にも書きましたが、私が3月2日の予算委員会の質問で「談合に関与した企業を入札から排除せよ」と要求したことが実現し、平均落札率が8ポイント下がり、約130億円もの税金が“節約”できたことです。このような結果をもたらしたのは、米軍再編と官製談合にたいする国民の強い怒りが背景にありました。
ふたつは、サラ金・商工ローン被害の原因となっている高金利、過剰融資、過剰取り立てに対して、規制強化の動きが強まっていることです。出資法の上限金利を引き下げる動き、銀行が、業務停止処分を受けたアイフルとの提携ローンを見直し始めたこと、等々です。参議院での大門実紀史議員や私などが、これまで、被害者の訴えを国会で取りあげてきたことが実り始めています。
みっつは、政官業癒着・自民党の金権体質にたいする批判です。
先日、TBS系の報道番組「みのもんたのサタデーずばッと」に出演したとき、司会のみのもんたさんが、天下り先になっている公益法人に年間5.5兆円もの補助金が出されていることを挙げ、「とんでもない、許せない、びっくりした」とのべ、一枚のチャート図を掲げました。そこには「国会で共産党が指摘」と書かれ、私の質問が紹介されました。みのさんは、委託金・補助金を受け取り天下りを受け入れている公益法人から、自民党に莫大な献金が流れていると怒っていました。
私は、小泉総理に対して質問するたびに、折に触れて企業団体献金を自粛するように迫ってきました。
今年の質問でも、官製談合を取り上げ「談合で得た不当利得の一部が自民党に還流したと言われても仕方がない。談合で起訴されれば、企業からの献金は返却すべきではないか」とききました。これにたいして、小泉総理は「ご指摘の企業について、問題が佐々木委員から指摘されておりますので、今後、個別の状況を慎重にチェックした上で検討してまいりたい」と答えたのです。
そのとき、小泉総理は「公的資金による資本注入を受けている銀行、二期連続で欠損、無配の企業、金融機関より債権放棄を受けた企業、会社更生法、民事再生法適用を申請している企業、こういう企業からは自粛しております」と言いました。――これらの多くは、私たちが自民党に自粛を迫ってきた内容です。
もちろん、企業団体献金の禁止や政党助成金の廃止は、ただちに実現する状況ではありません。でも、そこに向かって、ひとつひとつ詰め寄ることが大事だと思っています。
◇◆"連日、本人がつづる"今週の「奮戦記」◆◇
●米軍再編「最終報告」で費用は「原則日本負担」!
(5月2日付「奮戦記」より)
いったい、どこまで日本国民に負担させようというのでしょうか。
昨日、日米両政府は、ワシントンで両国の外務・軍事担当閣僚による日米安全保障協議委員会(2プラス2)を開き、在日米軍再編の最終報告「再編実施のための日米のロードマップ」(行程表)を決定しました。この報告には、「これらの案の実施における施設整備に要する建設費その他の費用は、明示されない限り日本国政府が負担する」と明記しています。とんでもない内容ではありませんか。
グアムへの在沖縄海兵隊「移転」など、3兆円を大きく超えるとされる再編費用の大部分を日本側が負担することで合意したのです。
こんな大事な問題を、国会で何の議論もなく勝手に決めてよいものでしょうか。絶対に認めるわけにはいきません。少なくとも、国会でその当否を議論したうえで決めるべき性格で、やり方がまったく逆立ちしています。
在日米軍の再編は、日米同盟を地球規模の軍事同盟に変質させることを目標として、推進されてきました。今回の最終報告は、昨年10月に決定した「中間報告」に沿って、在日米軍基地・部隊の再編と米軍・自衛隊の一体化の実施計画を示したものです。再編計画の対象となっている基地を抱える自治体の大部分は、反対の態度を変えていません。――国会では、予算委員会などを開いてで徹底した議論をすべきです。
≪毎日の奮戦記はこちらから≫
【2006.05.05】●銀行は、サラ金業者との提携をきっぱり止めよ!
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060505-134823.html
【2006.05.04】●「官製談合」排除で税金130億円“節約”できた!
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060504-202520.html
【2006.05.03】●今日は59回目の憲法記念日! 花園フラワーショー
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060503-220642.html
【2006.05.02】●米軍再編「最終報告」で、費用は「原則日本負担」!
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060502-211938.html
【2006.05.01】●第77回目を迎えた、たたかうメーデー万歳!!(^^)/
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060501-102602.html
【2006.04.30】●厚労省調査でも派遣労働者の賃金は3分の2の水準!
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060430-211620.html
【2006.04.29】●グアム移転含む米軍再編のため、なぜ3兆円も負担!
→ http://www.sasaki-kensho.jp/hunsenki/data1/060429-214057.html
◎「憲昭eたより」のバックナンバーはこちらでご覧いただけます。
→ http://www.sasaki-kensho.jp/mm/article/back_index.html
◎「憲昭eたより」の次号は、5月12日(金)発行予定です。
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